今日は会津能楽堂において「鶴ケ城・薪能」が開催されました。私は市長としてお祝いのご挨拶を申し上げて参りました。会津能楽会は長年にわたり本日の薪能をはじめ春と秋に演能を開催されるなど毎年多くの方々に日本の伝統文化を鑑賞できる大変貴重な機会を設けていただいているほか、福島県芸術祭や会津若松市民文化祭へもご参加頂き、本市の芸術文化の新興に多大なるお力添えを賜っております。
さて、国の重要無形文化財である能楽は六百年以上の歴史を持つ優れた古典芸能であり、世界の古典劇の中でも極めて古く日本が世界に誇る伝統芸能であります。ここ会津における能楽の歴史も古く江戸幕府の成立後、二代藩主保科正経(まさつね)公時代に盛んとなり、戊辰戦争後の混乱窮乏の時期を経ながらも、今日まで演能活動が続けられて参りました。本日、桧薫るこの会津能楽堂を舞台に、薪能ならではの荘厳な日本の伝統文化の奥深さと幽玄のひとときを堪能できる事は、この上ない喜びであります。
写真左から1枚目の方は会津能楽会の山田和彦会長さんです。ご紹介致します。
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