本日、二月市議会定例会が開会致しました。
以下提案理由説明の内容です。
本日、平成二十三年二月市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位にはご参集を賜り、厚く御礼を申し上げます。
また昨年末からの記録的な豪雪により、市民の皆様には多大な被害とご苦労があったところであり、これまでも可能な限りの対応を行ってまいりましたが、今後におきましても市民の皆様の安全と安心の確保に向け、最大限の対応を図ってまいる所存であります。
さて、本来であれば、ここで私の次年度の市政運営に臨む所信を述べ、各位のご協力をお願いするところでありますが、先の十二月市議会定例会において表明いたしましたとおり、私は本年四月の会津若松市長選挙には立候補をしない考えであることから、今回は、次年度の予算編成にあたっての考えをお伝えし、所信に代えさせていただくことをお許し願いたいと存じます。
私は、平成十一年の市長就任以来、議員各位をはじめ市民の皆様の深いご理解とご協力に支えられながら、この誇りある会津若松市の市政運営を担ってまいりました。
顧みますと、この十二年の間には、少子高齢化の急速な進行、世界的な金融危機やグローバル化といった経済、産業を取り巻く大きなうねり、さらには、地方分権、地方制度改革など大きくかつ急激な社会経済情勢の変動があり、市民の皆様の生活にも様々な影響と変化をもたらしたところであります。
こうした中で、私は「第5次長期総合計画」、「第6次長期総合計画」を策定し、変化する社会経済情勢に対応すべく各種施策を推進するとともに、「地域活力再生戦略」を策定し、就業や雇用対策、地域経済の再生に取り組んでまいりました。
一方、将来にわたって安定した行政サービスを提供するため、民間活力の導入や行政評価システムによる政策形成過程の透明化、市債残高の低減に向けた取組など、行財政改革を積極的に進めてまいりました。
また生活圏域の拡大や行政ニーズの多様化に対応するため、その基盤を強化すべく、北会津村、河東町との合併を実現し、「新市建設計画」に基づき、まちづくりに取り組んでまいりました。
さらに、本市のみならず会津のシンボルである鶴ケ城につきましては、史跡の整備に加え、周辺にある公共施設の利活用の方向性を確立し、将来の地域の姿を市民の皆様にお示ししてきたところであります。
こうした取組により、多くの課題の解決を図り、市民の皆様の生活の安定と公共の福祉の向上に貢献できたものと確信するところであり、将来のまちづくりについても、一定の方向性をお示しすることができたものと考えております。
これもひとえに議員各位、市民の皆様のご協力の賜物であり、心より感謝申し上げる次第であります。
今後は、新たな市長が就任され、市政の舵取りを行うこととなるわけでありますが、市民の皆様の安全と安心を確保し、生活を守ることは行政に課せられた変わらぬ使命であり、特に、昨今の厳しい社会経済情勢の中にあっては、行政は一時もその取組を停滞させることが許されないものであります。
このことから、平成二十三年度当初予算につきましては、既に行政評価において皆様にお示ししてきた次年度の取組をその方向性とし、編成したものでありますので、何卒ご理解を賜りたいと存じます。
なお、以下に資料を添付致しますのでご覧下さい。
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