今日は東京港区三田にある實相寺を訪問し、おまんの方の墓参りをして参りました。
實相寺は会津藩藩祖保科正之公の継室「おまんの方」の菩提寺であります。
「聖光院之墓」として中央に位置しています。
この、おまんの方の存在が内外にとどろいたのは、明暦四年(1658年)6月におきた“媛姫(はるひめ)事件”と称される会津藩の不祥事件のときのことであります。これは保科正之公の側室が生んだ松姫が加賀百萬石の前田綱紀公に輿入れする前夜の祝宴で、自分が生んだ媛姫がすでに米沢三十萬石の上杉綱勝公に嫁していた生母のおまんの方が嫉妬のあまり松姫を毒殺しようとし、逆に松姫付きの老女野村のとっさの知恵で我が子、媛姫が毒の膳を食して死亡する結果となった事件であります。
ついには保科正之公が家訓に「婦人女子之言一切聞く不可聞」と記さざるを得なかったといわれています。
写真左から4枚目の左側の方は實相寺の中西眞章住職さんです。ご紹介致します。
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