12月27日長岡よねやま隆一後援会の設立集会を開きました。実は当初はこの集会は、役員+αの50人程度で行おうと考えていたのですが、幸い多くの方々に参加していただいて、180人を超える集会を行うことが出来ました。大変有難う御座います。

 さて、この集会では、新しい試みとしてプロジェクターを使っての演説(ご挨拶)を行いました。大変長くなりますが、御参考までに全文を御紹介しようと思います。尚、話し言葉と書き言葉は大分異なりますので、読みにくい部分もあると思うのですが、御容赦下さい。

---以下 ご挨拶全文---


 昨年の選挙では、突然やってきたにもかかわらず、皆様には本当に厚い御支援を頂きました。そしてその後、なかなかアメリカから帰ってこない私を、皆様は暖かく支えてくださいました。そういった皆様方の息の長い御厚情で、今日、こうして長岡で自らの後援会を立ち上げることが出来ました。その全ての御好意に、今改めて心よりお礼申し上げます。どうも、有難う御座いました。

 さて、本日は、「後援会の設立集会」で御座います。私は、ここにいらっしゃる皆さんは、大変失礼ながら「お客様」ではなくて、これから一緒に歩いていく「同士」であると思っております。ですから、ここからの話は、大変恐縮ですが、「同士」としてのお話をさせていただきたいと、思います。

 先ほど申しましたとおり、私は突然選挙に出ました。正直に申しまして、それまで歩んできた道は、決して政治と直結したものではありませんでした。その為か、「何故政治をやろうと思うのか」「政治の道で何をやりたいのか」と聞かれることが多々あります。その質問に対する答えは後程お話しするのですが、その前に、ここは「同士」として、私の方からも、皆さんにお伺いしたいと思います。

 「皆さんは10年先にどんな長岡、どんな日本であってほしいとおもいますか、その為には、政治はこのままでよいと思いますか、政治を変えたいと思いませんか」

 敢て言わせていただきたいのですが、私は、政治と言うのは、決して政治家一人の義務ではないと思っています。今、素晴らしい長岡と素晴らしい日本を創ること、そして明日の素晴らしい長岡と素晴らしい日本を創ることは、私だけの義務でも、ここにいらっしゃる諸先生方だけの義務でも、安倍総理大臣だけの義務でもありません。今長岡に住み、今日本に生きる全ての人の義務だと、私は思います。だから皆さん、是非、知恵と力を出し合って、この会から、新しい長岡と、新しい日本を創っていきましょう。

 さて、そうは言いましても、私がこうして言い出しているわけですから、私が何をやりたいか、これを話させていただこうと思います。

 今日は大風呂敷を広げさせていただくのですが、私は、一言で言って「日本列島再開発」

をやりたいと考えています。日本の戦後政治を一から考え直して、地方と中央のあり方を問い直し、地方を豊かにすることで、日本を豊かにし、日本を豊かにすることで地方を豊かにすることそれが私の言う日本再開発です。

 

 横のプロジェクターに今、日本列島が映し出されています。この日本列島、空から見ると、東京と長岡は、東西の両側にあります。そしてこれを更に拡大してみると、

 両者の違いははっきりとします。山を隔てて東京はグレーの広大な市街地の中にあり、長岡は、緑の山々に囲まれています。

 この長岡、いや長岡だけではない多くの地方は、近年正直に言って地盤沈下が進んでいます。放っておいたら、地方の経済の規模は徐々に縮小し、人口も減少していくでしょう。それは、この地域、この長岡にとって、勿論不幸です。しかし、それは同時に東京にとっても不幸であり、日本にとっても不幸です。あまり言われていないことですが、地方の縮小は、地方で暮らせなくなった人が更に東京に集中することを意味します。それは、日本人の大半がこの灰色の地域暮さなければならなくなると言うことです。このまま行ったら日本は、東京は仕事があるけれど、家族で休日を楽しむことも、子供を育てることも出来ない、地方には豊かな自然に囲まれて家族で暮す環境があるけれど仕事がなくて住めない、そんな国になってしまいます。ですから私は、この地域の為と、そして日本の為に、是非日本の再開発を行って、地方で暮したい人は地方で働いて豊かな生活を楽しめる、東京で仕事をしたい人は東京で働いて豊かな生活が楽しめる、そういったバランスのとれた、真に豊かな日本が創りたいと思います。

 ではその為には、どうしたら良いでしょうか。

 

その為には私は4つのこと、「インフラ」、「産業・企業」、「福祉」、「教育・研究」の4つをきちんと確立して、それを地方と中央に適正に配置する必要があると思います。

 今まで日本は、田中先生を始めとする偉大な政治家と、民間の皆さんが一生懸命頑張って日本全国にインフラを確立してきました。それは高度成長の時代には確かにもっとも必要なことでしたし、今現在も尚、「暮しやすい地方」を作るために、絶対に必要なことです。私は先ず、一生懸命頑張って、きちんと地域の要望を聞いて、地域にかけているものをきちんと満たしていく、そういった当たり前の作業をしっかり行うことが出来る政治家になりたいと思います。

 しかし、これだけでは足りません。中央と地方の格差と、豊かなものと貧しいものの格差を埋め、真に豊かな社会をつくるには、これ以外の3つ、「産業」と「福祉」と「教育」を忘れてはいけません。日本は今、そういった様々な問題を解決する為に、時代にあった新しい制度を作り出す時期に来ています。地方の復権は、これらの制度改革の中で行われてこそ、実現するのだと、私は思います。

 勿論これらは言うは易く、行うは難いことです。産業・企業の分散を例にして言えば、各地方自治体が様々な誘致活動を行っていますが、現在までなかなか成功していない部分もあります。しかし私は、国の制度を変えて国として取り組めば、実現可能であると信じています。皆さん既に報道で御存知の通り、現在国は、大規模な企業向けの減税を行って、企業の競争力を確保しようとしています。私はそれはそれで、正しいことだと思います。ただその中に、私は是非、地方への企業の誘導措置を入れるべきだと思います。海外に出て行った企業を日本に呼び戻す、それも既にいっぱいになっている東京にではなく、地方に呼び戻す、それは、地方にとっても、東京にとっても、日本にとっても良いことです。その為に、地方に新に進出した企業には、法人税を大幅に減ずる、既存の企業でも地方で新たな投資をしたら、大幅な減価償却を認める、これを私は「地方投資特別減税」

として是非提案したいと思います。

 勿論こういった思いつき一つで地方の問題が解決するとは思いません。しかし、皆さんの知恵を借りれば、他にもいくつもの制度を考えることが出来るでしょう。

又、先ほどあげたインフラの整備、今あげた産業・企業の確立と分散に加えて、残りの二つ、医療・年金といった福祉をしっかり確立して、日本中何処でも安心して暮せるようにする、教育・研究を確立して、都市でも地方でも、質の高い教育が得られる、そういったことを着実にこなしていけば、10年かけて、日本を再開発することが出来ると、私は信じております。今、プロジェクターには長岡の丘陵公園が写っています。10年先には、この長岡が、

これから松坂が行くボストンに勝るとも劣らない、豊かな暮らしと、元気な企業と、高度な医療と、そして最高の教育が受けられる街に大きく発展していると確信しています。

 さて、ここまで大分大風呂敷を広げました。その為には、実は忘れてはいけないことが一つあります。

選挙に勝たなければなりません。それも私だけではありません。御列席の市議会議員の先生、星野先生、松川先生を始めとする県議会議員の先生、昨年大変私を助けてくださった長島先生、塚田さん、こういった皆さんが議席を得て、協力して事に当たってこそ、物事は実現します。来る市議会議員選挙、県議会選挙、参議院選挙では是非皆さんを当選させていただけますよう、僭越では御座いますが、私からお願い申し上げます。そして、いつになるか分からない衆議院議員選挙では、皆さんの知恵と、気持ちを実現する為に、知恵だけではなく力も貸していただいて、是非私と長島先生を国会に送っていただきたいと思います。そしてその議席を通じて、一緒に、新しい長岡、新しい日本を創って行きましょう。その団結の気持ちを込めて、プロジェクターには地震から見事に復活した長岡の象徴フェニックス花火を映し出させていただいております。

 最後になりますが、御列席の皆様の益々の御健勝と御発展をお祈りして、挨拶とさせていただきます。御清聴、大変有難う御座いました。


 









 
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