米山隆一の10年先のために

私なら端的に、「よかろう、それでは早急に細部を詰めて2次補正を出そう。但しこれは国民生活に絶対に必要だから、12月中旬までには必ず審議を終えて採決し、必要な修正は加えるとしても、原則としては可決していただきたい。民主党が採決に応じないか関連法案の一つでも否決した場合、国民生活を守る為に、解散総選挙に訴えざるをえない。その場合は2次補正も成立しない状況で国政に1月の空白が生じ、予算の年度内成立も危ぶまれることとなる。民主党はそのような危機的な状況を作る無責任な政党ではないと、私は信ずる。伴に国政の重責を担うものとして、相応の覚悟を持って今後の国会審議に当たっていただきたい。」とでも答えるでしょうか。

実際に補正を出す出さない、解散をするしないは、常に状況に応じて行われるべき事ですし、拙速を避けなければならない事や時にブラフが必要なことも勿論です。ただそれでも、勝負事は大体に於いて、「いざとなったら今この瞬間でも斬りつける覚悟のある方が勝つ」のではないかと、私は思います。麻生総理の無回答が、覚悟を隠してのものであることを、祈ります。