さて、あの選挙から1週間が過ぎました。私は、ジローの散歩もして、爆睡もしてということで、元気です。抱えている医療訴訟、対応を待ってくださっていた患者さんもおられ、居場所がある幸せも感じます。しかし同時に、国政に参加し、思い描いていた日本の制度改革を実現できない無念も、ひしひしと感じます。
自民党は比較的うまくやっているように見えますが、本質的に変化を嫌う政党です。「特区」という部分的改革でお茶を濁すことはあっても、医療年金介護制度の統一的改革、企業の本当の競争力を高めるための改革、ブラック企業をそもそも生み出さないための日本的労働慣行の改革、エネルギー・原子力発電の本当の指針、日本のそして新潟の農業を本当に存続させるための改革、そして何より、次世代を担う子供たちのための教育制度改革は、少なくとも、野党が存在しない今後3年間手つかずでしょう。
3年後、私がどのような立場にいるか、また野党がどのような状況になるかは全く分かりませんが、私はその時に向けて、「志」の旗を降ろさずにいようと思います。
ここ2回の選挙は「これで最後」と言い続けていましたので、気恥ずかしさはあります。しかし、ここ1週間、延々ふて寝をする中で、私の大学の恩師佐藤誠三郎先生(中曽根元総理のブレーンだった方です)が、卒業に際して将来を不安に思う私たちに、「君たちなら、どんな分野でも10年間しがみついていればものになる。自らの10年先の為に、自分の選んだ分野で、しっかり頑張りなさい。」と言われたことがたびたび思い出されました。私が小泉選挙に立候補したのは2005年9月、その時からまだ8年です。次の国政選挙は2016年ですから、そこまで11年頑張れば、草葉の陰にいる恩師に胸を張って報告できるものと思います。
むろん本当に私が3年後、国政の舞台に立つためのハードルは、決して低くありません。支持していただく方々に、もう一度一から支持をおねがいするのは勿論ですが、自らの仕事を確立し基盤を整えること、更には他党との関係を含め党の体制を確立すること等々、やるべきことが山積しています。3年後にこれらをすべてクリアでき、冷静に考えて可能性があると判断できたら、再び挑戦する機会を与えていただければと思います。
3年も10年も、長い年月ですが、しかし、世襲も組織も何もない個人が国政に参加するために当然かけるべき年月とも思えます。ご支持、ご声援、ご意見、ご批判、そして来るべき評価を、どうぞよろしくお願いいたします。
米山先生を応援し続けます。
『8年間の志の旗を揚げ続ける』感動しました。
世襲でもなく、地盤も看板もない『庶民の心のわかる、角栄さんのような、たたきあげの立派な政治家』になれると思います。
3年後の戦いに向け、今回の反省点を活かし、戦略をねって下さい。微力ですが是非お手伝いさせてください。
新潟にも頭のきれる優秀な政治家が必要ですよね
応援します!
米山さんの決断を支持しますよ。
応援しています!
志の旗を降ろさない宣言、本当にうれしく思います。応援を続けます。そして次回は、微力ながらお手伝いもさせていただきたいと思います。
なぜ10年先にこだわるのでしょうか?前回の選挙でもそうでしたが。
教育にしても、経済にしても、科学にしても決定して効果が出るのは10年では済まない問題だと思います。
国会議員になるのであれば最低でも50年先、100年先ぐらいは論じてほしいです。
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