新潟県議会議員選挙、小千谷選挙区で木村候補が対立候補を僅差で破り(12781 対 11238)勝利しました。私はこの選挙期間中相当程度小千谷におりましたので、喜びもひとしおです。本当におめでとう御座います。
木村県議が選挙最終日に話した中で私が大変印象に残っているのは、「私は今までの三回、自民党の公認を受けず、『推薦』と言う形で来た。その方が、広い支援を得られると考えたからだ(注:とはいえ3回とも無投票当選ですので、実質的影響は無かったのでしょうが)。しかし今回は、『選挙になる以上自分のやってきたことに責任を持たないでどうする』と考えて、『自民党公認』で出た。だからこうして米山さんにも心置きなく来てもらえる。それがプラスになるかマイナスになるか分からんが、でもそれが責任と言うものだ」とおっしゃられたことです。
宮崎県知事選以来の無党派ブームで、「幅広い層から票を得る」為に選挙時だけ無党派になったり、政党に属していながら、政党色を打ち出さない候補者が散見されます(正直、木村候補の対立候補はこの戦略を使いました)。しかし、私は、最後まで無党派を貫くなら兎も角、政党に属して活動しながら「無党派」を装うことには強い違和感を感じます。多数決で物事を決める民主主義社会においては、何かを実現しようと思ったら、政党に属し、政党の力-多数派の力を使わざるを得ません。しかしそうやって「多数派の力」を利用した以上は、自らの属する政党の行動全てに責任を持って審判を仰ぐのが、あるべき姿です。政党の力を利用するときだけ利用して、都合の悪い点は「自分は関係ない」とするのはあまりにご都合主義であり、何より政治的責任についての有権者の判断を困難にします。それは、私には「民主主義のルール違反」であり、「有権者の冒涜」であるように思えます。
自らの立場を明確にし、正々堂々と戦われた木村候補が、勝利を収めたことに、重ねて心よりのお祝いを申し上げます
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