活動報告
このタイトルを呼んで、「ん?、これは民主党の某議員さんのパクリじゃないか?」と思った方、「パクリ」ではなく「パロディ」です(笑)。
5月14日自民党が国民投票法案を参議院で可決、成立させたことについて民主党の現職の方が「愚」若しくは「傲慢」の「骨頂」と御指摘されていました。「個人的見解かな」と思っていたのですが、18日の新潟日報で民主党政調会長の枝野さんが同様の主張をなされていました(流石に「愚」とか「傲慢」とかは入っていませんでしたが)ので、恐らくこれが民主党さんの公式見解なのでしょう。
「選挙対策用発言」と言うことで放って置いても良いのですが、浪人中の身とはいえ新潟5区の自民党を預かる身として、「愚」「傲慢」とまで言われた事を放置するのもどうかと思いますし、何より私自身こういった議論は大好きですので(笑)、きっちり反論させていただこうと思います。
先ず「自民党は野党を排除し国民投票法案を強行採決した」と非難されていますが、これには、「逆切れの責任転嫁も大概にしてください」と言いたいと思います。
「国民投票法案」はそもそも自公民三党で議論を重ね、与野党共同での提案を模索していたものです。それを小沢代表の「参議院議員選挙対策上対決姿勢を示すべき」の鶴の一声で突如「反対・独自案提出」に回ったのは他ならぬ民主党です。これに対して枝野衆議院議員を始めとして民主党党内ですら異論が出ており、採決に際して造反者を出したことは、報道で知られているところです。自分の都合で今迄一緒に仕事をしてきた仲間から突然飛び出し、自らに都合の悪い情報は隠したまま、謝るどころか残った仲間を「あいつらが俺達を仲間はずれにしたんだ」と非難する、言葉は悪いですが「貴方は甘えん坊の駄々っ子ですか?」と言いたくなります。
そうは言っても民主党が共同提案の反対に回った経緯については、浪人中の私は、現職の議員から「議会事情も知らないくせに何を言う」といわれれば、反論は出来ません。しかし次の
「野党を排除したら6年間憲法の発議すら出来ない。憲法を改正したいなら、野党を巻き込まなければ不可能。それなのに野党を排除するのは『愚の骨頂』。この先大連立を組めばいいやと考えているのなら、現在の民意を蔑ろにしている『傲慢の骨頂』と言うより他にありません」
に関しては、「流石にそれは、我侭かつ論理矛盾でしょう。『愚と傲慢の骨頂』はそちらの方では・・・」と言わざるを得ません。
先ず前半の
「憲法を改正したいなら野党を巻き込まなければ不可能。それなのに野党を排除するのは『愚の骨頂』。」
は数字の上ではその通りです。しかし、それは「巻き込める事」-「全うな議論が成立する事」が当然の前提になります。憲法改正の「手続き」と言う政治的には本来ニュートラルな法案すら「政争の具」として、三党で積み重ねてきた議論を一蹴した党に、それを期待できるとは思えません。自民党は数字の上で憲法改正の発議が困難になることは承知の上で、「現在の民主党」は「憲法改正を全うに議論できる相手ではない」として、申し訳ないですが共同作業の相手としては「見限った」と言えます。それに気づいていないなら「愚の骨頂」、気づいた上で「見限る方が悪い」と思っているなら、それは自分の言動に責任を取らない「甘えの骨頂」でしょう。
後半の
「この先大連立を組めばいいやと考えているのなら、現在の民意を蔑ろにしている『傲慢の骨頂』」
に関しては、正直「本気で言っているんですか?」と問いたくなります。「現在の民意」-「現在の議員構成」は、2年前の衆議院議員選挙、若しくは3年前の参議院議員選挙で示されたものです。その時憲法改正は、ほとんど話題にもなっていません。憲法改正に対する民意は、全く問われていないのです。憲法改正に対する国民の民意を尊重したいなら、まず具体案を提示して、6年かけてじっくり議論して、各議員はその案に対する意見を明示した上で選挙に臨み、民意の判定を受け、改正賛成派が衆参で2/3以上を占めたら正々堂々と発議するのが本来のありかたでしょう。そういった形で時間をかけて大連立がなるならその方が余程「現在の民意」を反映します。何かにつけて「民意の反映」を唱えながら、憲法改正の「け」の字もいわずに当選した議員が、「憲法改正に関して俺達を蔑ろにするのは民意を蔑ろにすることだ!」と主張するのは、流石に矛盾していて、これまた「その程度の論理も分からずに主張しているのなら『愚の骨頂』、分かっていながら国民をミスリードしようとしているなら、それこそ口先だけで国民を欺けると考える『傲慢の骨頂』」でしょう。
民主主義において少数者の意見の尊重は決して忘れられてはならない原則です。しかしそれは、「多数決で決したら、例えそれが自らの意見と違っても、多数者と協力して事に当たる」と言う「大原則」が当たり前の前提になっています。「大原則」をないがしろにして自らの意見のみを押し通そうとした瞬間、尊重されるべき少数意見は、「少数の甘え、少数の傲慢」へと変わります。野党第一党が「甘えん坊の駄々っ子」では、日本の未来は明るくなりません。「現状を正確に分析し、正しい情報を国民に提示して、議員の都合や党利党略ではなく日本の未来の為に、責任ある議論を戦わせることが出来る党」になっていただきたいと、思います。
追記:
本文では、本来議論にあまりふさわしくない「非難口調」を使っています。「愚の骨頂」「傲慢の骨頂」と言う強力なパンチを食らったもので、力を振り絞ってカウンターパンチを出しているのだと言うことで御容赦いただけますと幸いです(苦笑)。また本文は勿論「私から見た意見」に過ぎません。反論、議論はいつでも歓迎です。自由に書き込んで下さい。
米山さん、民主党に「期待」すること事態はっきりいって「寓行」ですよ。
何でも反対のいい加減な組織なんですから。
大体、民主党自身政権を担いたくないんですよ。
そこそこの議席を取って、反対を叫んでいることが居心地がいいのですから(爆笑)
下手に政権奪取しようものなら、何もできるはずがないのは、民主党構成員の皆さんが、一番よく知っていますから(大爆笑)
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