米山隆一の10年先のために

　本日の新潟日報で長島先生の伊吹派入りが報じられました。新潟日報によるとこれに対して私は、
 
　「5区は（桜井新氏、星野行男氏ら）伊吹派の元国会議員が多いから、浸透しやすいと考えたのではないか」と警戒し、一方で「今の派閥は勉強会。これによって伊吹幹事長が長島氏を5区で公認することはないと思う」と強調した、そうです（苦笑）。

　言っていること自体はそう嘘でもないのですが、私は自分が「警戒」したり「強調」したかどうかどうも定かでないので（苦笑）、皆さんにご判断いただくために、取材の場面をダイジェストで再現してみようと思います（尚（）内は私の心の声です）。

　プルルルルル（新幹線の中で電話が鳴りました）。
記者：「新潟日報ですが」
私　：（何だ？）「ああ、はい」
記者：「ご存じかもしれませんが、本日正式に長島さんが伊吹派入りしましたね。ご感想はどうですか？」
私　：（ん？何を聞きたいんだ？）「ああ、そうですね。でも前からそう聞いていましたから、今特に感想はないですよ。」
記者：「そうですか？このタイミングですといろいろ微妙な問題も絡みませんか？」
私　：（やっぱりそこですか）「うーーん、どうでしょうねぇ。」
記者：「敢えて幹事長派閥の伊吹派に入られたことについては、どうお考えでしょうか？」
私　：「さあ。まあでも、この5区だと伊吹派って割と自然ですよね。元国会議員の先生や県議の先生に伊吹派の方は多いですし」（一般論ですよ）
記者：「それによって浸透しやすくなると考えたと？」
私　：「組織が作りやすいとかはあるかもしれませんね。」（これも一般論ですよ、あくまで）
記者：「これによって公認調整に影響はないですか？」
私　：（うわ、来たな。誘導にひっかかっちゃいけないぞ）「今時の派閥は勉強会ですからね。特に公認とは関係ないんじゃないですか。」
記者：「米山さんとしては、これに無関係に今まで通り、活動を続けると言うことですね。」
私　：「その通りです」（あれ、適当にまとめたな）
記者：「有り難う御座いました」
私　：「こちらこそ」（なんだか不満げだね）

　やっぱり私はあまり「警戒」も「強調」もしていないような気がするのですがどうでしょう（苦笑）？。まあメディアというのはこういう風に、こちらがどういっても自分の思う方向に持って行くもので、そこをさらにこっち側に持ってくる話術こそが「メディア対応技術」と言うものなのかもしれません。今回は上手くやられてしまったのですが、次回は誘導を吹き飛ばすような面白い一言で切り返せるよう頑張りたいと思います。国会議員候補者、日々これ修行です（笑）。