米山隆一の10年先のために

　2月25日、長岡丘陵公園において、NPO法人新潟エジソン学園（http://www.edison-school.org/neg-schedule.html）主催で行われた「NEGものづくり体験フェスタ2007」でご挨拶させていただきました。

　エジソン学園は、小学生ロボコン大会を中心として長岡市で小中学生に科学教育を行っている団体です。私は今までも何回かこの団体のイベントに参加させていただいており、これからは理事として協力させていただくことになりました。

　この団体で行っている科学教育は私から見ても、「楽しい」の一言に尽きます。子供たちが眼を輝かせてロボットを作り、それを動かしているのを見ていると、子供そっちのけで自分自身がロボット作りに取り組みたくなってしまいます。

　私は、科学を動かしてきたのは、「考える事で世界を知り、そして変えること出来る」と言う信念−「知」と言うものに対する絶対的といってよい信頼であると思っています。（この信頼が無ければ、現存しないものを追いかけて延々考え続けるなんて事を、できるはずもありません）。未来の科学を担う子供達が、自ら考え、工夫した結果が、例えばロボットや、例えばラジオになって、少しだけでも自分の身の回りを変えていく体験をしていくことは、この「知への信頼」を育てる上でこの上なく有用なことだと思います。

　この会が子供たちに「考えること」のそんな素晴らしさを教えられるように、微力を尽くしていきたいと思います