活動報告
最近ちょっと時間があるもので(本当はそんなこと言ってちゃいけないんでしょうが)、仕事帰りに時折本屋に立ち寄ります。
私は子供の頃本の虫で、高校生の時も休日には良く本屋に入り浸っていました。当時の私にとって本は新たな世界への窓で、手にとって読まなくても、本棚に並んだたくさんの背表紙を見るだけで、「ああ、僕の未来には、これから開くべき世界への窓がこんなにもたくさんあるんだ」とわくわくしたものです。
今はむしろ「自ら開く窓は自ら作ら」なければいけない立場になりつつあるのですが、それでも色とりどりの本を見ていると、「あんな窓を作ろうか、こんな窓を作ろうか」と楽しい気持ちになります。
与えられた時間を使って英気を養いながら、日本の未来に向けて頑張ろうと思います。
中学・高校の頃には知識に飢えてとことん濫読したくなる時期がありますね。私にも多少ですがありました。懐かしい思い出です。
本の読み方も読むほどに変わっていきますね。多岐亡羊を憂いつつも、たとえ遅々たる歩みであれ、正しい判断力や理性で価値ある知識を取捨選択し、読み続けていきたいものだと思っています(読めば読むほど賢くなるというわけでもなく、誤りも入ってくる危険が増えますので)。
ところで川端達夫文部科学相は、現在は著作者の死後50年としている著作権の保護期間を死後70年に延長する著作権法改正に意欲を示したそうですが、私はこれは大反対の立場です。書物に関して言えば、死後50年でさえ、翻訳して出版しようとすると誰が著作権者なのか、実際問題探し当てることは困難、ほとんど不可能です。以前1960年代の本を翻訳出版しようとした際に経験しました。
巷にはこれほど書物が溢れていながら、意外と「これは良い本だ! !」という昔のものが訳されていなかったり、良い翻訳のがなかったりします。著作権切れを待って自由に知識を広めたいと考えている人は多くいるはずで、そしてその訳された本との出会いをかつての少年時代の米山先生のように待っていて、大きく成長する可能性を秘めた子たちは数多くいるはずです。そのチャンスを殺ぐものです。
日本の学問の歴史は翻訳を通した知識の習得が重きを占めます。英語圏→日本語の翻訳物と日本語→英語圏の翻訳物の比率を考えれば、日本にとって圧倒的に不利なのは明白です。これは目に見えざる日本の生命線といえるかもしれません。70年を認めたら、きっと次は95年になるでしょう。ネット上でどんどん知識はフリーに共有しようというこの時代、時代に逆行するような利己主義まるだしのミッキーマウス法になぜNO!と言わないのか、理解に苦しみます。
もっと自由に「みんなで読書しようぜ! !」となるようにしていただきたいと思います。
米山先生こんばんは。「最近ちょっと時間がある」とのこと。
政治とは直接関係ないコメントで恐縮なのですが、先生は囲碁を打たれますでしょうか?
(私は最近勉強しております)
さてニュースによりますと、
>>小沢幹事長、女流名人と囲碁対局 接戦の末、4目負けに終わる
とのことです。相当実力者です。以前与謝野元経済財政金融相も下しましたね。そのとき私は自民党敗北の予兆のようなものを感じました・・・。
たとえ囲碁などゲームごとでもメンツとプライドをかけて勝ちにいくのが男だと思います。そのうえ小沢氏いわく「囲碁の思考は政治にも役立つ」そうで、学んで無駄でないと思います。
できましたら米山先生、余暇に棋力を磨き、いつか自民党の最終兵器として小沢氏に勝利してください ! !(このままでは悔しいです)
本屋さんってやっぱり良いですよね。
携帯電話が普及してない時の「デートの待ち合わせ場所」ったら本屋さんでしたよね。30分待って逢えなかったら喫茶店で…なんで約束しながら、不思議と長々本屋さんに居座って、遅刻した彼女が「待たせ過ぎだよ!」って喫茶店から迎えに来る。。(笑)
売れている本をチェックしながら、売れない専門書の海に溺れる楽しさ…コンビニでは得難い本屋さんでの贅沢な時間でした。
当時待ち合わせしていた彼女は今もJALのCAとして活躍中で、昔と逆に今は彼女から世間を教わっています。(地位逆転?)
だから?…かも知れませんが、「恵まれている」JALの行く末が、何だか国民の行く末を占っているように思えてならないのです。
今のJALの状態って実は他人ごとではない国民の近未来の姿に見えるのです。
本屋さんでなかなか時間通りに逢えなかったけど、不思議と甘い空間だった本屋さんでの時間を思いながら、ふと…感じてしまいました。
長岡市民(ノリ)さん、コメント有り難うございます。それは素敵な思い出ですね(笑)。僕からはそう言うものはすっかり消え去ってしまいました・・・。悔い多き青春です(苦笑)。
消雪pipeさん、コメント有り難うございます。残念ながら囲碁はしません。勉強してみます。著作権は私も延長に反対です。おっしゃるとおり欧米の延長は、「既に世界に広がる著作物を多く有している」が為に、「延長した方が儲かる人がいて、その人達が政治力を行使した」結果に過ぎないと思います。これから世界に広がる著作物をどんどん作っていくべき(著作物の2次利用が自由になった方が、新たな著作物の作製の可能性が広がると私は考えます)日本がとるべき道だとは私は思いません。是非そう言ったことも訴えることの出来る立場になりたいものです(苦笑)
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