本日、韓国で拘束されていた、靖国神社放火犯、劉強容疑者が、「政治犯」として中国に移送されました。
靖国神社に対する冒涜が許しがたいのは勿論ですが、それ以前に靖国神社は都心の住宅街のど真ん中にあります(私の運営する法律事務所も靖国神社から300mほどのところにあります)。彼の行為は日本国民の生命・財産を脅かすものにほかならず、彼に思想的背景があろうがなかろうが、危険なテロリスト以外の何物でもありません。犯罪人引き渡し条約を結んでいる仮にも「同盟国」が、そのような人物を第三国に送致するなどということは許されるべきではありません。
おそらくは韓国の憲法上司法の独立との関係で今回の決定それ自体は取り消せないとしても(残念ながら私は韓国憲法の詳細は知りません)、日本は韓国に、具体的謝罪、二度と同じことを起こさない言質等、何らかの実質的代償を払わせるべきであり、それがないなら、意味のある制裁に踏み切る覚悟が必要であると、私は思います。このような事態を看過すれば同様の事態はいくらでも起こりえ、「国民の生命と財産」が、今まさに脅かされていると言って過言でないからです。
しかしながら早くも現時点でそれは、実質上不可能となっています。安倍政権は、劉容疑者移送の数時間後に、わざわざ派遣した特使を通じて、次期大統領朴氏に、本件に何ら触れることなく、「日韓友好」を訴えてしまっているからです。勿論安倍総理は李明博現大統領に厳重な抗議はしていますが、李大統領はいくら抗議を受けようが、それに応じる必要もなく、2か月足らずで退任してしまいます。その跡を継ぐ朴大統領は、既に「日韓友好」の申し出を得ている訳ですから、前任者の責任を引き継がなければならない理由はなく、日本政府としても自らの言に鑑み、この件についての責任を朴政権に求めることは困難です。今回の特使派遣と日韓友好の申し出は、本件について次期韓国政権に免罪符を与えたに等しく、私は率直に言って安倍政権の外交的失態だと考えます。
第一に非難されるべきは韓国政府なのはもちろんですが、安倍政権も、自民党大勝に浮かれ、民主党政権の外交を否定する成果を上げることを急ぐあまり、相手国の情勢を詳細に分析することも、手の内を隠して交渉の余地を残すこともなく、相手国の善意を根拠なく信じ込み、両国の政権移行期という中途半端な時期に、拙速に友好を求めて日本の国益を大きく損なったと、言われても仕方がないものと、私は思います。
尖閣への公務員駐留、竹島の日の式典主催、国防軍の創設、河野談話見直し、自民党の公約には勇ましい言葉が並び、選挙中は「民主党外交が日本の国益を損なった!自民党は日本の国土を守る!」という言葉があふれていました。しかし、現実に起こっているは、明日にも、第2、第3の劉強容疑者が出て、日本の住宅街が火に包まれかねないにもかかわらず、日本政府は手をこまねいてそれを看過しているという事態です。
本日安倍総理は、「百の言葉より結果」とおっしゃられました。是非日韓外交でその結果をだし、日本国民の生命と財産の安全を確保していただきたいと思うと同時に、「結果」は意気込みや思い込みで達成できるものではなく、冷静な現状分析と、詳細な立案と、慎重かつ果断で粘り強い努力と、たゆまぬ自己評価によって実現されるものだと、若輩の身で僭越ながら申し上げたいと思います。
今回の記事、憂国のお気持ちには賛同させていただきます。
安倍政権は有言実行を貫き、「日本国民の生命と財産の安全を確保していただきたい」という思いは、多くの日本国民の賛同を得ることだと思います。
一方で、何処の国民の生活が大事なのか分からないような、いわゆる売国・反日的な勢力があります。
先ずはそういう勢力を排して、健全な日本国の与野党を作ることが必要だと思います。
その意味でも、米山さんは夏の参院選では、塚田一郎に替わるのではなく、森ゆうこに替わって国政の場に行くべきだと思います。
その方向で、ブログ書きによる発信も含めて、本気で頑張ってください。
「財界にいがた」からの注目度は非常に高いようですね。
トップの大画面フラッシュムービーの冒頭にいきなり登場したのでビクッとしました。
地元民ではないので投票することも、話題沸騰の「ヨ~ネ・ヤ・マ」を聞くことも出来なかったことがとても残念です。
http://www.zaik
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