私のブログ記事、「消費税増税 ~今こそ真の改革を~」対するコメントを多数いただきました。議論沸騰、有難いことです(笑)。返信が長くなりましたので、稿を分けさせていただきます。
阿部さん、コメントありがとうございます。
ざくっとしたとらえ方ですが、「波及効果」を数値化したものが、「乗数効果」です。従って両者を区別する意味は、さしてありません。
再三の指摘ですが、「公共事業が、他の政府支出に比べて、乗数効果(波及効果)が高い。」ことを説得的に示す実証研究はありません。逆に言うと、「他の用途と比べて、大差ない。」が科学的な結論です。また政府が公共事業を毎回毎回経済対策の柱にするのも、政府自身「すぐにできるから。」を最大の理由としており、別段「他の用途に比べて乗数効果が高い」とは全く言っていません。
子ども手当の乗数効果(波及効果)と公共事業の乗数効果(波及効果)をダイレクトに比較した研究を私は知りませんが、理論的には、それぞれのお金を手にした人が、その何パーセントを消費に回すか(限界消費性向)が一番効いてきます。子ども手当をもらった両親の消費性向の方が、公共事業でお金をもらった企業や従業員の消費性向より低いという理由も証拠もありません。
尚、この件については、菅元首相の迷答弁が問題になっていますが、これは、子ども手当についての財源の参入やそもそもの計算方法を、菅元総理も、あらんことか質問している林芳正議員も正確に理解していなかったことが原因なのであって、幸か不幸か子ども手当と公共事業の比較には全く踏み込んでいません。
とおりすがり(元)さん、コメントありがとうございます。頑張ります。
岐阜から来た七日市のヨソ者さん、コメントありがとうございます。河井継之助、上杉鷹山(良くないというご指摘だったとのことですし、確かにどうかという部分もありますが、私は全体として好きです。田中玄宰、山田方谷はよく存じませんので、これから勉強させていただきます。)良いですよね。それ以前に、「米百俵」と言う素晴らしい逸話が、この新潟にはあります。
小林虎三郎の「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万、百万俵となる」と同じく、私は、
「10兆円の予算も、皆で道路を作ればたちまち消える。病院・介護・年金を作れば、明日の100兆円の安心となる。教育に使って人材を輩出すれば、10年後の1000兆円となる。」
と訴え続けようと思います。
※岐阜から来た七日市のヨソ者参のコメントを受け、一部編集しています。
テキストからコピペしたら変な所で改行され、文章も長かったので大変読みにくかったと思います。
申し訳ありませんでした。その為か誤解されているようですのでコメント致します。
田中玄宰、山田方谷、河井継之助の藩政改革を参考にしたらどうですか?と、述べておりまして、有名な上杉鷹山は改革に半世紀もかかっているからあまり参考にしないほうが…?とも述べておりますのでお間違いなく。
小林虎三郎は北越戊辰戦争の戦後処理に活躍された方ですが、私の個人的な評価では河井継之助をより高く評価しております。長岡地域では評価の分かれる継之助ですが…。
夜遅かった事と読みにくい文章だった事から勘違いされたのでしょうが、お返事を公開するなら注意深く読んで頂かないと、内容によっては人が誹謗中傷を受ける対象にもなり兼ねませんのでご注意願います。ゆっくりもう一度良く読んでみて下さい。
岐阜から来た七日市のヨソ者さん、コメントありがとうございます。
上杉鷹山、好きだったもので読み間違えました。訂正した通り、行き過ぎもあるでしょうが、全体としては私は好きです。河井継之助は、私も好きです。評価が分かれるのは、時代に翻弄された、ということではないでしょうか。誰もが、したたかに生きることができるわけではありませんので。
最近のコメント一覧