米山隆一の10年先のために

 　今日は気持ち良い秋晴れの一日でした。山々の紅葉をバックに、ジロー君も気持ちよくお散歩です。

　ちなみにこの「ひび割れた川沿いの小道」、私自身が使っているのに批判して恐縮ですが「無駄な公共事業」の典型かと思います。10年？ほど前に「川沿い」のサイクリングロードとして整備されたものですが、真面目に「バイクレース」的に自転車に乗る人は距離がある国道を走りますし、特段観光地でもないこの小道を「サイクリング」をするような人はほとんどいません。いつもの早朝と違ってこの日は真昼間にかかわらず、すれ違った人はゼロでした。たまにすれ違うのは近所の散歩の方ですから、別段砂利道のままで何の問題もなかったように思います。

 　地域毎の需要を精査せず、どの村でもどこの町でも、「世の中で流行っている地域おこし的なことをとりあえず全部やる。」的な小さな公共事業が、全国津々浦々積もり積もって莫大な借金になっていることを、もう一度考えるべきでしょう。

　こういったすたれた道路の「再舗装」が、「インフラ整備」「安心安全」「国土強靭化」の名の下に、再び公共事業の対象とならないことを祈ります。