活動報告
橋下氏が、今までの分党の要求が通らないと見るや、突如「解党」を言いだしました。氏のツイートをそのまま引用すると、
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政党交付金は税金です。不要になった政党を潰し、支払いを終えて残った政党交付金を国民の皆様にお返しする。本来の維新スピリットとはこういうことです。大阪維新の会の代表として、なんとか維新の党を潰して、少しでも多くの額を国民の皆様にお返しできるよう努めます。本当に申し訳ありませんでした
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となります。
散々自らが混乱を引き起こしておいて、自己陶酔に満ちた言葉で「本当に申し訳ありませんでした。」とおっしゃるのにはため息しか出ませんが、この宣言、まるで詐欺師のそれのように、そこかしこにごまかしがあります。
まずもって、氏は、「政党交付金」の全額を返済するものでは全くありません。氏が大阪都構想でほぼ独断で作った借金5億円を勝手に返済し、おそらくは自ら立ち上げるおおさか維新の党への移行費用を勝手に支払った後のわずかな残額を、維新の党に渡すくらいなら、国庫に返納するということです。
つまり政党交付金を「勝手に自分で作った借金の全額返済に充て」、「勝手に自ら必要な額を使った」後、残額を相手に与えないためだけに、「勝手に国に返す」と、そういうことです。
また、ご自身は都合よく立場を使い分けていますが、「おおさか維新の会の代表」として、「維新の党」の特別党員を操って、敵である「維新の党」を解党するつもりであるということを図らずも宣言されており、要するにこれは、徹頭徹尾自分と「おおさか維新の会」のためにやっていることを、「政党交付金の国庫返納」という大義のためかのように誤魔化しているにすぎません。
結局氏は、ある時はよくわからない憲法論を持ち出して分党を主張し、ある時は政党交付金返納を持ち出して解党を主張しているだけで、本当にやりたいことは、自分の権勢の維持以外に、何一つないのだと思います。
敢えて言わせていただきますが、私も、そして「維新の党」も、本気で、全力で、自民党政権を打倒し、合理的で、フェアで、安心で、進歩する日本を作りたいと、心の底から思っています。そのためには、正直に、お金は必要です。私はかつて自民党にいたからこそ、その巨大な組織力と資金力は、身に染みるほどわかっています。真剣に政権打倒をめざし、心の底から理想の実現を望むなら、正当にもらえる政治資金はきちんと頂いて、1円1銭まで理想のために使いきらなければ、未来永劫自民党に対抗することなぞ、できるはずがありません。私は、正々堂々、胸を張って「俺は理想のために、みなさんのお金を使う。しかしそのお金を、いつかきっと理想の実現で返す。もしできなかった時は、我が無能を心から詫び、すべての評価を甘んじて受ける。」というつもりで政治に取り組んでいますし、そういえない者には、政治を行う資格はないものと思っています(但し、未だ当選しておらず、政党交付金以外のお金を頂いたことはありませんが-苦笑)。
最後に、改めて、橋下氏も、「おおさか維新の会」に合流を予定されている配下の国会議員も、既に正式に除名され、維新の党とは何のかかわりもない方々です。維新の党を名乗ることも、その資金に手を付けることも、一切行う権限はありません。とってつけたような「政党交付金の国庫返納」の美名の下にそれを行うなら、それは間違いなく有印私文書偽造・同行使であり、横領です。誰がやらなくても私が、刑事告発をし、損害賠償請求を行って、最後の1円までお返しいただき、上記の通り、我が党において胸を張って理想のために使わせていただく所存ですので、首を洗ってお待ちいただければと思います。
※尚、威勢の良いことを言っておいてなんですが、勿論党の一員として行うべきことですので、党に全力で提案いたしますが、党が止めろといったら止めます、ええ(笑)。
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