本日山古志復興マラソン10kmに参加しました。5kmの折り返し点まで走ったのは覚えているのですが、次に気がついたとき、私はベットの上でした。救急隊の方の話によると、7km地点で私は座って休んでおり、話しかけると意識状態が正常でなかった為に、医務室に搬送されたとの事でした。診断は、恐らくは熱中症で意識を失った状態で走っていたのだろうとのことでした。楽しく行われるべきイベントに水をさしてしまったこと、救急隊の皆さん、医務室の皆さんに多大なご迷惑をかけてしまったことに、心からお詫びすると伴に、皆さんが大変暖かく私を看病してくださったことに、心からお礼を言いたいと思います。
ぼんやりとした意識の中で、私の頭に浮かんだのは、「虎を描いて犬に類す」という中国の故事成語でした。平素きちんと努力をして研鑽してこなかったものが、いきなり虎を描いても、犬にしか見えないと言う意味です。私は学生時代、比較的長距離は早かったので「いざとなれば歩けば良いのだし、大丈夫だろう」と思っていました。しかし、ここ最近は忙しさにかまけて運動する時間もなく、それは明らかに自己過信であり、私の描いた虎は、まさに犬に過ぎなかったわけです。
今回の件のみではなく、自らの人生を省みて、この格言は心に突き刺さります。しかし同時に、だからと言って、いつかは虎を描きたいと、そう思う気持ちも、私は止めることは出来ないでしょう。今日の事は、これからの人生で一生かみ締めていくべき事として、心に刻もうと、私は思っています。
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