組織に身を置く者として身内の批判は現に慎むべき事ではありますが、率直に言って私は現在の自民党に、強い危機感を感じます。危機感の中身は幾つかありますが、その一つは、自民党内に「民主党批判」「マスコミ批判」があふれていることです。
現在の党内で自民党の窮状を話すと、多くの場合その原因は、「民主党の政策は財源の根拠が無いいい加減な物なのに、なかなか理解してもらえない」「マスコミは自民党の批判ばかりしている。」事であるとされます。そしてそれ故に、現在自民党の執るべき手段は「民主党の政策のいい加減さを丁寧に訴えることだ」という結論に至ります。
勿論これらの指摘はそれぞれに相応の理由があると私も思います。しかし、現在自民党が国民の厳しい批判を浴びている理由は、「民主党が耳触りの良い政策を打ち出しているから」でも「マスコミが自民党を批判しているから」でもないでしょう。その理由は端的に、「国政がうまく回っていないから」だと、私は思います。国政に問題が噴出している以上、戦後60年間一貫してその責任者であり続けた自民党が批判されるの、むしろ当然のことです。今自民党の為すべき事は、民主党の政策を批判することでも、マスコミの偏った態度に愚痴を言うことでもなく、国民の批判に正面から答え、現在うまく回っていない国政をどうやってうまく回るようにするのか、その政策を打ち出すことだと、私は思います。
誰もが安心できる医療体制を構築する為にどういう医療制度を作るのか、持続可能で安心できる年金を作る為に何を為さなければならないのか、優秀な将来世代を育てる教育や子育てをどうやって作っていくのか、日本経済が世界との競争で生き残っていく為にどういう経済体制を作るのか、そして無駄のない効率的な行政運営の為にはどのような公務員制度が現代にふさわしいのか、今日本が突きつけられている多くの課題に正面から取り組み、勇気と覚悟を持ってその変革に取り組む自民党を作り上げたいと、議席も得ていない身で大変恐縮ではありますが、私は考えています。
その通り!よくぞ言った!って思います。組織が常に新陳代謝をしながら時代に合った形になるには、外部からの批判、内部からの指摘が必要だと思います。
民主党が、本当に政権を奪取でき担えるとは思えません。審議拒否や大事な場面での体調不良は「自信無いよ?」と言っているようです。しかし、「自民党なら任せられる」とも思えないのです。
問題山積み、景気も悪い、これから私たちの生活はどうなるの?と不安感が漂う社会に、しっかり政権を任せられると思う団体が無いのです。
選挙で、どちらが政権担当能力があるか、白黒つけようと言われても、どっちもどっち、五十歩百歩、目くそ鼻くそ(ゴメン、言い過ぎた…)なのです。甲乙つけ難しで選べない、でも頼れるものがある状況とは違うのです。選挙はいつになるか分からないようですが、それまでに両者とも、これぞ我が能力というものを見せて欲しいです。
米山さんもその時までに、確実に田中真紀子さんを倒せるよう頑張ってください。多数決は勝たなければ意味がありませんもの。
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