選挙をしているとあっという間に日がたってしまってびっくりするのですが、新潟県議会議員選挙も投票日まであと1日となりました。その前に是非ともたまっていたアップをと言うことで、本日は木村一男候補の事務所で行った演説会をまとめてアップします。
3月24日、前内閣府特命担当大臣(少子化、男女共同参画)猪口邦子先生を招いて、演説会を行いました。私は医学部出身なのですが、実は大学時代結構真面目に政治学を勉強していて、知る人ぞ知る日本政治学の大家にして中曽根首相のブレーン、佐藤誠三郎先生のゼミに参加していました。猪口先生の論文はその時に拝読していましたし、何より猪口先生、当時の学生だった私にとっては憧れの「新進気鋭の美人学者」でした。写真は、「そんな猪口先生にここでこうして会えるとは、」と言う話をしているところです(笑)。
冗談はさておき、少子化問題は国にとっても地方にとっても重要な問題で、国と共に、小千谷市、新潟県でも重点的に取り組んでおり、木村候補も、殊に地域での子育て支援に熱心に取り組んでいます。小千谷市の特殊合計出生率はそのおかげもあってか、1.45と、新潟県平均1.34、全国平均1.26そして東京の1.09より大分高い数値を示しています。都会では子供を作りたくても住宅環境や、育児支援の環境が整わずに子供を育てられないことが出生率を下げている一つの要因だと思いますが、小千谷には、比較的広い住宅環境と、大家族、若しくは隣近所で育児を支援する地域コミュニティがあり、それがこの高い出生率を支えているのだと思います。
一方で、小千谷を含めた地方では、雇用・給与が不十分である為に子育てが出来ないと言う経済的要因が少子化問題の大きな原因となっています。端的に言って、「都会では職はあるが子育ての場が無い、地方では子育ての場があるが職が無い」事が日本全体の出生率を下げている大きな原因の一つでしょう。国では仕事と生活のバランスをとる「ワークライフバランス」を少子対策の一つの柱にしていますが、それと同時に、都市と地方に人口、雇用、子育ての環境を適正に配置する「アーバンルーラルバランス」(英語はどうかと思うので、「都市・地方バランス」の方が良いと思いますが)も、少子化対策の一環として、真剣に考えるべきだと、私は思います。
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