先日浦佐にお住まいで、代々お祭りに巨大ろうそくを奉納されている北村ろうそく店の北村洋成さんお誘いで、浦佐毘沙門堂裸押し合い大祭に参加させていただきました。北村さん始め毘翔会の皆さんのご案内で境内を案内されるや、幼い頃両親に連れられて来て、境内から投げられる福餅を拾えなかったことや、熱気に圧倒されながらも、あまりの人出に裸押し合いの場面をほとんど見られずに悔しい思いをしたことを思い出しました。今回皆さんのご好意で福餅を投げさせて頂いた上に、裸押し合いの大変な迫力を目の当たりにして積年の思いを果たせました。大変有難う御座いました。
このお祭りに参加させていただいて何より痛感したのは、「地域社会」と言うものがしっかりと機能していることの素晴らしさです。地元の浦佐多聞青年団の皆さんは、ほとんど1年前からお祭りの準備を始め、1月前からは肉、魚類を絶ち、水行をして身を清めます。また青年団を卒業されたOB の方や各講中(毘沙門天の信仰グループ)の方々は福餅の奉納をはじめとしてその活動を側面から支えます。それは、何時でも何処でもできることではないでしょう。伴に生き、支え合う仲間があって初めてできることだと思います。そして、そういった仲間が与えてくれる潤いがあってこそ、人は日常を頑張り続けることができるのだと思います。
この裸押し合い大祭のように、今其処に住む人だけでなく、故郷を離れて暮らす人や、遠く離れた地から参加する人たちにまで、彩りある潤いを与えることができる地域社会の結びつきは、私達日本人が何時までも守っていかなければならないものだと思います。私は、その為に政治に何ができるのかを、考えそして実行して行きたいと思っています。
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