8月8日に、星野行男前衆議院議員の後援会、「越星友の会」の納涼会に出席させていただきました。場所は長岡市の料亭「いまつ」(http://www.niigataken-gurumeclub.com/detail.asp?ID=61&type=1)です。この「いまつ」は越山会華やかなりしころ、故田中角栄先生が会合に愛用した場所として知られています。この日の納涼会も田中先生ご愛用の部屋と言うことで、風雅な掛け軸と壷を背にしての緊張の挨拶となりました。お値段もさぞかし、と思われるかもしれませんが、上記のHPを見ていただけるとお分かりになるとおり、最近は「お値打ちコース(こういうかどうかはわかりませんが)」にも力を入れておられるとのことで、ごく普通の範囲でした。お店全体もオープンな雰囲気で、勿論風流な高級料理店ではありますが、「グルメマップに乗っている素敵なお店」という風情でした。一利用者としての単なる推測に過ぎませんが、恐らくはバブル崩壊後の消費者の変化にあわせて、料亭も「風流でおしゃれだけれど、ちょっと贅沢をすれば誰もが利用できる空間」へと生まれ変わりを図ったのだと思います。
バブル崩壊後の10年間で、日本の経済状況も、社会のあり方も、大きく変化しました。そんな中で民間は、生き残りをかけて、自らの利点を保ちつつ、時代に合わせてしたたかに変わりつづけています。その動きを助ける為に、政治と政府も変わらなければなりません。私がはじめて訪れた有名料亭は、閑静な日本情緒を保ちつつ、誰もが利用できる空間へと変わっていました。そうであれば、そこでおこなわれる「料亭政治」も、「少し真面目に政治について考える必要はあるけれど、誰に対してもオープンで、誰もが参加できる」ものへと変わらなければならないと思います。時代は動いています 。
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