10月23日、中越大震災の追悼記念式典に出席しました。今尚遺族の方々の悲しみは深く、献花台は無数の花で飾られました。愛しい者を無くした悲しみや、現実の生活難は、2年経った今でも尚、続いています。
しかしその一方で、街は急速に復興し、外から来た人は、注意してみなければ震災の傷跡に気づかずに通り過ぎてしまうことでしょう。
この震災は、巨大な自然の力の前に人間が無力であることを改めて認識させましたが、それと同時に、人間がくじけずに努力すれば、自然のもたらした巨大な力の傷跡を克服出来ることをも、教えてくれました。人は無力だけれど、意思を持ったとき、ただ無力なだけではない何者かになることが出来るのだと、私は信じています。
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