ブログに書いてきましたとおり、1ヶ月間の菜食と1週間の水行の後に、3月3日に、浦佐毘沙門堂裸押し合い大祭に参加しました。
私は地元に住んでおきながらこの「押し合い」に参加したのは今回が初めてだったのですが、参加しての感想は、「強烈」の一言でした。奉納される蝋燭の火に先導されて、「サンヨーサンヨー」と気勢をあげながら境内に入っていくだけで相当程度にハイになるですが、そこから冷たい水に飛び込んで、100人を超える裸の男性とぶつかりあうと、まあ理性なんて言うものは吹っ飛んでしまいます。無意識に飛んでくる肘打ち、膝蹴りをものともせず、本尊めがけて体を押し込み、皮膚と皮膚がすれないようにかけられる水や御神酒をかぶり、時折撒かれる福餅や木札を取り合っていると、あっという間に時間は過ぎてしまいました(もっとも最後はバテバテで、退避したくなくも無かったのですが、出方が分かりませんでした)。御祭りの詳細を分かっていただく為にもう少し詳しく記述したいところなのですが、私の文章力でその高揚感を表せるとはとても思えませんし、文字にするのも野暮だと思いますので、場面場面で撮影した写真を列挙させていただきます。何が行われているか想像をめぐらせていただいて、気になったら是非来年浦佐に来ていただいて、直に確かめていただければと思います。
因みにこの御祭り、なんと1200年前から続いているとの事です。この伝統とこの気合、正に日本の宝だと言えるでしょう。多聞青年団と浦佐の皆さんには是非これから1000年でも2000年でも、この宝を守っていただきたいと思います。尚最後に御祭り後に食べた詰め所でいただいたご馳走は、それこそ生まれてはじめてと言うくらいに美味しかったです。御祭りの最初から最後まで私の面倒を見ていただいた毘翔会(私が参加させていただいた講中の名前です)の皆さん、本当に有難う御座いました。
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