ニュースの感想
福田首相が本日道路特定財源制度に関して、一年後の一般財源化、暫定税率の検討、道路計画の見直し、与野党協議会の設置を含む抜本的改革を行う旨の記者会見を行いました。これぞ総理大臣の決断と思います。私は全面的に支持します。
現在の政治状況で、この提案がすんなり通るかどうかはもちろん不確定です。先ずは野党が飲まない可能性があり、次には与党内で反対が出る可能性があります。しかし、これだけの状況で、これだけ思い切った現実的提案をしたのですから、野党が飲まないなら解散を行って国民に信を問えば、私は勝てると思います。そして選挙における勝利は、実際の改革時に起こりうる一切の反論を押さえ込むと言う、第2の効果を持ちます。そしてこういった勝利の目算は、最終的に野党に妥協に追い込む力を有します。本年度予算が追い込まれた、その窮地を「道路特定財源」と言う日本の最大のブラックボックスにメスを入れる最大のチャンスとする、首相就任時に「後退を手段に前進する」と評された福田首相の真骨頂でしょう。
首相の英断が現実に日本を変え、現実に私たちの生活を改善する力となる、それこそが政治だと、私は思います。
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