大河ドラマ「篤姫」において黒船が到来し、時はいよいよ明治維新へと突き進んでいます。今更ではありますが、この時期の歴史を考えると、世界の国々が軒並み西洋列強の植民地支配に屈した中で、何故日本だけがその干渉をはねのけ、先進国へと成長出来たのか、その理由を考えずにはおれません。
勿論答えは一つではなくて、島国であることや、江戸時代すでに相当程度に進んだ産業社会が誕生していたこと等、日本固有の理由も多々あるものと思います。ただそれでも基本的には、当時例えば中国と韓国と日本のおかれた状況にはそう大差はなくて、ただ日本のみが、「世界を見すえ、安定した政治の下、世界の変化に対応できた」からこそ発展できたのだろうと言うことに、多くの方々は同意してくれるものと思います。
翻って現在の日本を見ると、世界中の国々が、世界の変化に必死に対応している中で、日本のみが、「国内のみを見つめ、政治的混乱の中、世界の変化に背をむけている」様に、私には思えます。悲観的に過ぎるかもしれませんが、この状況が長引けば、これから起こることは明治維新の正反対、世界の各国が発展する中、日本のみがずるずると後退していく「平成逆維新」ではないかと、私は心から危惧します。
世界を見据え、現実的で果断な決断でその変化に的確に対応して国を発展させる、それが政治の義務であり、その実現に全力を尽くしたいと、私は思います
こんにちは、
篤姫、なかなか良いですね。
「平成逆維新」ですか、勉強になります。
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