ニュースの感想
もういやと言うほど報道されているので、見たくないと思う方もおられるでしょうが、先日、秋葉原で無差別殺人が起こりました。亡くなられた方々のご冥福、けがをした方々の一刻も早い回復を心よりお祈りいたします。
この犯人には強い怒りを感じますし、彼の行為を正当化できる理由は何一つありません。ただ、極めて正直に言って、私は彼の気持ちが、全く理解できないというわけではありません。
この事件を聞いたとき私は、大学生の夏、テニス部の部室での会話を思い出しました。当時私たちテニス部員はほとんど皆が、成績の低下に悩んでいました。外から見たら小さな悩みなのかもしれませんが、生まれてこの方事勉強に関しては「エースで4番」だったわけですから、いきなり自分より遙かにすごい「エースで4番」がごろごろいるのを見せつけられて、自身はスタメン落ちというかほとんど戦力外通告の扱いには、正直挫折感や不安感がありました。
試験が終わって間もないある日、部員の1人が「いや~、しかし俺たち、駄目だよね~。まあ社会人になったら一生懸命頑張るけど、ずっと芽が出なかったら悲しいねぇ・・・。」とつぶやきました。もう1人が、「そうなったら俺は長寿日本一を目指すね。人として生まれてきたからには、少しは有名になりたいよ。で、70くらいになって、どうもこりゃ駄目だとなったら、犯罪でも考えてみるんだ。」と応じると、周りが「おまえ70のじいさんにもなって、注目してもらえるような犯罪ができるわけないだろ。そのプランからして駄目だよ(笑)」と大笑いしてこの話題は終わりました。
こんな牧歌的な会話と彼の行為は、勿論全くつながりません。しかし、人に認められたいという欲求と、これと相反する自らの能力や境遇に対する挫折感や不安感、そして閉塞感は、多くの人が青年期に体験するものでしょう。其れを昇華して現実と折り合いをつけていく事が出来なかった彼の荒涼とした心象風景を思うと、同情は全く出来ないけれど、薄ら寒くやりきれない気持ちになってしまいます。
この事件はこの事件として厳格に裁かれなければなりません。しかし其れと同時に、誰もが希望を持て、誰もが理不尽に命を奪われず、誰もが愛する人と幸せに暮らせる、そんな社会を心より実現したいと思います。
本当に誰もが希望がもてる社会にしたいですね。
賛成です!
そんないい社会にするためは、どうしたらいいと思いますか?
私は、読書をすすめたいですね!!
悩みを聞いてくれる友人をつくるために最高だと思います!!
私のイチオシ本は、最近話題の図書館のすぐれちゃん、真珠書院です。
この本を読むといろんな悩みがわかります。
ぜひ読んでください!
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