ニュースの感想
昨日政府は、日朝協議において北朝鮮が拉致被害者の再調査を行う見返りとして、経済制裁の一部を解除することを発表しました。これは交渉事ですので、ある手段が適切か否かは、相手の状況によって180°変わります。従ってその評価は難しく、それ故に賛否が分かれているのだと思いますが、私は原則として賛成です。
あくまで一般論ですが、交渉相手が「集団」である場合、その集団にはほぼ常に、妥協を容認する「柔軟派」と徹底抗戦を主張する「強硬派」がいます。妥協を導いて交渉を成功させる為には、たいていの場合「柔軟派」である、目の前の交渉代表者を説得するだけでは足りません。この「柔軟派」の代表者に、集団に帰って残る「強硬派」を説得してもらう必要があります。言葉は悪いですが、その際に「柔軟派」に「強硬派」を懐柔する道具を持たせてやることは、交渉の手段として悪いことではないと、私は思います。
北朝鮮の事情を知らない私には推測しかできませんが、恐らく現在の北朝鮮政権内部は、更なる拉致を認めてもよいからともかくも援助を引き出そうとする「柔軟派」と、あくまでしらを切って体面を保とうとする「強硬派」が壮絶な綱引きを演じていると思われます。しかしその「強硬派」もおそらくは「武士は食わねど高楊枝」を演じているだけで、おなかが減ってしょうがないのが現状でしょう。経済制裁の「一部解除」は、「一部」の分量が適切であれば、その腹が減った強硬派に、少しだけ美味しいご飯を食べさせて自らの空腹を思い出させ、お腹いっぱい食べたくてしょうがない気持ちにさせる効果を、持ち得ます。
但し其れはあくまで「適切ならば」であって、「一部」の分量が不適切ならただ単に相手の空腹を満たすか逆に怒らせるかだけで終わるでしょうし、そもそも政権内部にそのような分裂はなく、一枚岩の「強硬派」が日本をだまそうとしているだけなら、単に取られ損に終わるでしょう。
結局この「一部解除」が最終的に「拉致被害者の帰還」と言う大きな成功を収めうるかどうかは、交渉団が相手方の状況を正確に把握し、それに応じた適切な「一部」を決定できるかどうかにかかっているのであり、まさに外務省、そして政府の情報収集、分析、交渉の総合力が問われていると言えます。さらなる的確な交渉で、拉致被害者全員が無事帰還することを、心より期待します
拉致被害者の方たちが、一人でも多く祖国に戻れることを願います。
これからも国民のために頑張ってください。
何かと毎日事件事件で、いつも国民みんなの平和を祈ってます。。。
これからも頑張ってください。
杉村太蔵、擁立検討…自民「若年層に影響力、大事に」
http://www.zakz
執行部は、太蔵氏を北海道4区や
田中真紀子の新潟5区にあてがうことも視野に入れているとも聞く。
↑
東京は何を考えてるのでしょうか?
失礼この上ない話だ。
北朝鮮が拉致被害者の再調査を行う事となったニュース、正直、驚きました。
これで1日も早い拉致問題解決となればいいのですが・・・
拉致問題ホント解決してほしい・・・
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