ニュースの感想
やや古いニュースになりますが、去る1月29日、田中真紀子さんが衆院本会議で、民主党の代表質問を行いました。
田中さんの質問内容それ自体に対するコメントは遠慮させていただくとして、実のところこの質問の最大の問題点は、小沢民主党党首ご自身が質問されなかったことでしょう。
小沢さんは、仮にも「政権交代」を訴え、次の政府を担おうという党の党首で、本会議の代表質問は自らの政策を国民に訴える絶好の場です。政権交代によって実現したい政策があるなら、それを自らの言葉で堂々と主張し、時の政府と議論を戦わせるのが、あるべき姿でしょう。私は自身のブログで書いたとおり民主党批判はできる限り避けるべきだと考えていますが、それでもこの件に関しては、「小沢さんは結局の所政権交代そのものが目的で、その後本気で実現したい政策なんてないんじゃないんですか?」と言いたくなります。
当たり前のことですが、国会は議論の場であって、中傷やからかいの場ではありません。野党第一党の民主党には、自らの言葉で、是非建設的議論を行っていただきたいと思います(因みにこの後の、社民党、共産党の代表質問はまっとうにそれぞれの党の考え方を述べておられて、立場は違うなりに傾聴すべきものがあったと思います)。
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