米山隆一の10年先のために

　9月末に「選挙をやるぞ！」となってから早4ヶ月が過ぎようとしています。時間がたってくると候補者のあらも目立つのか、最近内外からの「ネガティブキャンペーン」に遭遇することが増えています（苦笑）。そのままにしておくのも一つですが、口から生まれた私としては、反論しないでおくのは性分的に困難です（苦笑）。ここは一つ冗談交じりで自己弁護を試みてみようと思います。

1．「米山は前回の選挙でちょっと良かったからと言って、まるで選挙を分かったような気になって、俺の言うことは聞きやしない。それなら俺は止めるから勝手にしやがれ。」

　・・・うーーん、前回の選挙は、小泉旋風の順風を受けてあの程度だったので（私8万v.s.田中さん10万）私としては「前回は全く参考にならない」と思っています。それに前回はわずか1月の選挙戦で分かるも何もなかったですし・・・。「分かったような気になっている」と見えるのは、全く不徳の致すところです。反省いたします。
　ただ、元来保守的な魚沼市でさえ、新人候補が盤石の体制をしいた現職を破って当選したことからも分かるように、「今の選挙」は今までの手法が通じない、「誰にとっても分からない」ものになっています。私が「ちょっと変わったアイディア」を出したときにも「おまえは選挙を分かっていないんだ！黙れ！」と言うのではなく、少々耳を傾けていただければ、嬉しいのですが（苦笑）・・・。「止める」なんて言わずに、是非一緒に頑張りましょう！

2．「米山は東大を出たからと言って、まるで選挙を分かったような気になって、俺の言うことは聞きやしない。それなら俺は止めるから勝手にしやがれ。」

　これは1．の変形バージョンです。これまたそう見えてしまうのは私の不徳の致すところで、深く深く反省いたします。ただこれを聞くと、私に対するイメージと言うより、相当メッキがはげているはずの「東大生」に対するイメージが、昔の「東大君」の頃からあんまり変わっていないんだな、と思って、ちょっと苦笑してしまいます。
　因みに私は、幾つかの「難関試験」に通っているせいで「ものすごく頭がいいんでしょう？」と言われてみたり、逆に「資格マニアのアホ」と言われたりします。「資格マニアのアホ」の気があることはあながち否定しませんが（でも資格ってあるとものすごく便利ですよ－苦笑）、きわめて率直に言うと、私は単に、「10代の頃ものすごくガリ勉をしたお陰で、『ペーパー試験のコツ』をほぼ完璧につかんだ」に過ぎません（実際受験漫画「ドラゴン桜」を読んだとき、「おお、なんだい、俺と同じ事を見つけた人が他にもいるんだね」と思ったくらいです。私はこのコツを生かして、大学時代極めて優秀な家庭教師でした）。
　残念ながら「選挙のコツ」に関しては全くつかんでおりませんで、現在悪戦苦闘中です。「止める」なんて言わずに、是非ご指導下さい。でも、「ドラゴン桜」を読んだ方はおわかりになると思いますが、「世間で受験の王道と言われている方法」と、「本当に受験に役に立つ方法」は結構違います（虚心坦懐にそこを見極めることで、私は「受験のコツ」をつかんだのだと思います）。選挙に関しても従来「王道」と言われたことを金科玉条的に掲げ、それに少しでも反する行動を味噌糞にけなすのではなく（正直つらいです－苦笑）、虚心坦懐かつ是々非々で判断していただければと思います。

3．「米山は気が利かない」

　はい、ごもっともです・・・。

4．「米山は演説が下手だ」

　すみません・・・。でも良いときだってあるんですよ。一回悪かったからと言って、全部悪かったとすると、失敗が怖くて無難なことしか言えなくなってしまいます。「まあそういうこともあるさ。次回頑張れ！」と言って下さると、元気もわいてきます。

5．「米山さんはエリートだから、庶民の気持ちなんて分からない」－by現五区選出衆議院議員（ただし直接ではなく伝聞です）

　他の人に言われるならともかく、「セレブ」なあなたにそういわれるとは（苦笑）！因みに私は雪深い湯之谷村の養豚農家兼肉屋の息子に生まれ、雪下ろしに店番、果ては豚小屋掃除に豚の内臓洗いまでやって育ったので、フォーシーズンズホテル椿山荘隣の大邸宅で育ったお方よりは大分庶民的苦労をしているような気が・・・。
でもお互い昔の苦労自慢をしても始まりません。是非現在の政策、将来のビジョンを戦わせましょう！

　以上弁解がてらの反論です。意に染まない点も多々あろうかと思いますが、基本的には自らの不徳故であることはよくよく承知しております。精一杯精進して参りますので、ご指導ご鞭撻の程、宜しくお願いいたします（あまりに、政治家らしいまとめでしょうか？－苦笑）。