ニュースの感想
もう少々古い話題になりましたが、菅副総理が財務大臣に就任した際に「経済界では90円代半ばが適切と言う見方が多い。もう少し円安の方向に進めばいいと思っている」と発言した事が、内外-特に鳩山内閣内で波紋を呼びました。
私自身は、現下の経済状況において、政府は円安誘導を行うべきだと考えるので、「為替レベルへの直接の言及」の是非はさておき菅副総理の発言にさしたる問題を感じません。
しかしそう言った「意見の一致、不一致」とはまた別の問題として、菅財務大臣の発言に鳩山首相を初めとする主要閣僚が次々と否定的コメントをだす事にこそ、鳩山内閣の大きな問題があるように思います。
為替の問題は、言うまでもなく財務大臣の所轄事項であり、菅財務大臣は実際に為替介入を行う権限を持ちます。そうであれば、この問題は、正しかろうが正しくなかろうが菅大臣が責任を持って行うべき事であって、閣内の他の大臣がとやかく言うべきではありません。これを許していたら、結局誰の言った事が最終決定なのか分からなくなって、為替相場はよりいっそう混乱しますし、それは更には「口先介入」という極めて有効な手段を、政府から奪い取ってしまう事にもなりかねません。又そう言う最終的責任を負うと言う緊張感が有ればこそ、担当大臣にも軽率に具体的為替レベルに言及したりしないという慎重さが生まれるのではないかと思います。
この為替問題に限らず、普天間問題でも、予算編成でも、鳩山内閣は全体に「誰も彼もが所轄を無視して好きな事を言うが故に、何処が最終決定なのか分からない」状態になっているように見えます。自由闊達も良いのですが、一定の役割分担を守ってこそ、チームは動きます。鳩山内閣にはこれから開かれる国会で、是非、秩序ある国政運営を見せていただきたいと思います。
石川議員逮捕で報道が「小沢さん一色」だから、寧ろ其処から離れた事を…(笑)。
「100日ではそんなに出来る訳が無いですよ」って、与党議員は言います。
長い夏休みの宿題を冬休みが過ぎてもやらずにいる子供の言い訳みたいに…(笑)
選挙の為に「普天間基地は最低限県外移設」を約束した人々が今更あちこちを見学しているなんて、順序が逆でしょう!?
反対の為の反対には熱心だったけれど、具体的を案を何も用意してなかった訳ですよね。
「ガソリン暫定税率撤廃は国民との約束です!」って言ってたのに…(笑)
国民との約束破っても、国民と約束していなかった「永住外国人の地方参政権」は、在日本大韓民国民団に「錦の御旗として実現を約束」しちゃう勝手気ままな気前良さ…(怒×∞)
民主党って「国民が主役」でなく「民団が主役」の民主党でしたっけ…!?
マニフェスト破りは仕方ないって開き直り、インデックスに隠しておいた事は「事業仕分けよりも素早く実効的に法案化」だなんて…国民への背信でしかありません。(ただ推進派も少なからず居ますから、オープンな議論は絶対に必要です。国民議論無き法案化だけは絶対にいけません!)
自民党には「改革出来ないもどかしさ」に腹が立ちましたが、民主党には「国益より党益を優先する無責任さ」に不安を通り越して恐ろしさすら感じます。(社民党&国民新党は残念なくらい論外ですが!)
「海図を読めない航海士ばかり多い船」と「風任せで海図を持たない船」のどちらが乗ってみたい立派な船ですか?って(参議院選挙で)問われても、思わず「それならJAL(飛行機)にします」って事になりそうな…… 政治が「嘗て無かった程に子供の喧嘩レベル」になって見放されない事を願い、信じております!
最近のコメント一覧