そんな中で、Yahooニュースに
「日本人小学生の放った言葉に中国人家族が絶句、『われわらの愛国教育は間違っていた』(h
と言う記事が出ました。
記事に書かれている事態は、事実であるとしたら極めて馬鹿げた事で、この様な反日教育はぜひ止めていただきたいものです。
一方でこの記事は、別の方向の示唆に富んだものでもあり、三つのことがいえると思います。
① この筆者は、国の雰囲気に流されず、事態を極めて冷静に見ています。それが多数派だというつもりはありませんが、どの国にも、勿論今の中国・韓国にも、そういう層は、一定数います。
② とはいえ「俊夫」が駄々っ子だったら、この筆者の見方も、もう少し感情的になっていたでしょう。日中関係とは関係のない「俊夫」の礼節-個と個において相手を尊重する態度-が、中国に対する筆者の冷静な視線を喚起したのだと思います。
③ 現在の日中、日韓関係が緊迫していることは否定しようがありませんが、人対人という関係において、我々は常に礼節を守るべきだと思います。それが相手国に、日本に対してだけではなく、相手国に対する「冷静な視線」をもたらし、長期的な関係改善と日本の地位向上につながると思われるからです。
相手がどうあれ、その中に必ず一定数いる理性的な人々が時代を変えていくことを信じて、「憎悪の連鎖」ではなく、「礼節と尊敬の連鎖」を紡いでいく政治を、私は実現したいと思います。
靖国の問題といい、それぞれの国家が都合よく歴史を歪曲せず、真の国益とは何かを考えて、子供たちを教育すべき段階に来ていると思います。
文明の発達に人の心が反比例していくばかりでは悲しいです。良心と理性を持って考えられる人が、どんな国にも増えるといいと思います。
雪姫さん、コメントありがとうございます。
そうですね、でも悲しいばかりではなく、どの国にも、どの社会にも良心と理性を持っている人はおられます。そしてそういう方々が信念を持って自分の気持ちを伝え続ければ、それはきっと広がっていきます。人間を信じて生きていきたいと、私はお思います。
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