活動報告
拝啓
馬場伸幸 様
ご無沙汰しております。馬場伸幸様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、馬場様は、この度「臨時党大会」なる集会を開き、260名の特別党員の意思によって、我が維新の党の代表に選任されたとおっしゃっておられると伺っております。まずは心よりお祝い申し上げます。
ところで馬場様、馬場様を選ばれた260名は、現在維新の党にはおりません。馬場様を選任された1週間後に、皆馬場様を残して、維新の党を抜けて、「おおさか維新の会」に移ってしまわれました。今維新の党の中には、馬場様を支持している特別党員は、馬場様のご同僚の東様、その他名前すら報道されていない2名の合計4名しかおりません。残り5万の党員で馬場様を支持しておられる方は、5%いるでしょうか。恐縮ではございますが、とてもとても不思議な代表であられるとの思いを、禁じえません。
とはいえ馬場様、確か支持率10%を切って、延々1年間も政権運営をされた、馬場様に風体のよく似た自民党の首相もおられましたので、あの首相のように、不可解な選任過程で選ばれ、低支持率にあえいでいても、きちんと党代表としての仕事をしてくだされば、まあそれはそれでありなのかもしれません。
ところで馬場様、10月24日に代表に選ばれてこの方、東京の本部ではとんと御見掛けしませんが、いったいどこで何をされているのでしょう?東京本部では、連日役員会が開かれ、深夜まで職員が忙しく働いております。代表だとおっしゃっられている割に、一度も国会の控え室にも東京本部にも顔を出さず、夜遅くまで働く職員たちにみんな頑張れよと言わず、ただただ大阪のどこかで「俺が代表だ!」と人知れず叫んでおられる、それが馬場様の考える、党代表としてのお仕事の全てと、理解してよろしいでしょうか?
馬場様、代表であるとご主張されるお方に大変恐縮ではありますが、そのような仕事ぶりのあなたを、今党にいる職員たちがどれほど困ろうと、今党にいる特別党員、党員がどれほど不安を抱えていようと、今党に関わっている多くの人達がどれほど迷惑を被ろうと、馬耳東風で「大阪」にこもって「俺が代表だ!」と叫んでいるだけのあなたを、私はとてもとても代表と思う気持ちにはなれません。
私たちは党に残っているものの総意で、12月6日、一人一票の代表選挙を行って、本当に維新の党を代表する代表を、選ばせていただきます。
もしあなたに、民主主義というものを、それ以前に他人の意思というものを、少しでも尊重する気持ちがあるのなら、そして今なお自分が維新の党の代表だと主張されるなら、是非正々堂々、12月6日の党大会に、規約にのっとって、自らの党籍を証明し、必要な推薦人を集めて、立候補されてください。
馬場様が、その正式な過程を経ずに12月6日以降も、あいも変わらず自分は維新の党の代表だと、大阪のどこかで叫び続けられることそれ自体は勿論馬場様のご自由です。誰も文句は言いません。しかし日本に対する責任感あふれる優秀な法律政策顧問をお持ちの馬場様のことですから、自分の行為によって、党員、職員、関係者に損害を与えた場合は、馬場様と3人の仲間たちに、その全損害を負担する責任が生じることは、当然ご承知のことと存じます。その時は、党を上げて、馬場様と三人の仲間たちが最後の1円まで自らの義務を遂行されることを見守らせていただく所存ですので、今からご準備のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
末筆ながら、余計なお世話とは存じますが、馬場様と3人の仲間たちしか支持するもののいない維新の党ではなく、馬場様を代表に選ばれた260人がいるおおさか維新の会での馬場様のご活躍を、心よりお祈りいたします。
敬具
維新の党新潟県総支部
代表代行 米山 隆一
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