活動報告
維新の党を巡る妥協が成立しました。私は本件について、弁護士としてある程度内情を知っているので、むしろコメントを差し控えさせていただきたいと思います。
とはいえ、敢えて言わせていただくなら、本件で明らかになったのは、双方の路線の違い以上に、双方の「理念を実現する技術の不足」であったように思います。
今更ですが、おおさかの主張は主張として、あのような手段を使わなければあの程度の主張を実現できないものが、国家体制を変革しうるのかという疑問は呈させていただきたいと思います。
一方で維新の党側も、ある種ラマ僧的善意に基づいていたとはいえ、防衛戦略の初動・立案・遂行に反省点は多く、同じく国家体制を変革しうるのか、自省が必要だと思います。
野党再編を巡って、以前より「理念なき野合」という批判が行われています。しかし私の見る限り、むしろ野党に「理念」は、売るほどあります。不足しているのは、理念を実現する技術、理念を実現する技術を持った人材でしょう。
いずれにせよ、改革と創造の理念を旗印に掲げている我々は、双方とも、その理念を実現する技術と理性と力を持った集団に変わるべく、切磋琢磨すべきであると思います。
大変偉そうで誠に恐縮ですが、新たな道を踏み出すにあたって、蛮勇を振り絞っての決意表明ということで、ご容赦いただければと思います。
「ラマ僧的善意」という意味がよく分かりませんが、維新の党(米山先生を含む)を絶対善と捉え、おおさか組を絶対悪と捉える思考は,思考停止以外の何物でもないと思います。
一般人の視点で見ると、所詮は維新の党内部の内ゲバであり(これは松野氏が聴聞などの手順を無視して大量除名を強行したことに起因するものと考えます)、善悪の問題ではなく政治的手順(政治的なパワーゲームの進め方)の上手い下手の問題であるのではないかと思います。
ただ、いずれにしても一応円満に解決したのですから、維新の党もおおさか組も、そして米山先生も責任野党としてご活躍されることを期待しています。
そうですね。一般有権者から見ると、そう見えるのはそうだろうと思います。私は別段維新の党を絶対善とはおもっておらず、特に除名手続きについては、かなり強く反対論を延べ、可能な範囲で適正化に努めたつもりです。
ただ、党内の手続きに不満があるなら、その旨言って話し合えばいいと思うのですが、ここははっきり言いますが、大阪と橋下氏がとった手段は、党内が思い通りに行かないから不満だといって、突如到底ありえない理屈を言いだし、通常なら違法行為と判断されおかしくないことを行いながらそれを正当化し続け、かつそれを物理的な手段で維持したものであり、党内のどっちもどっちの言い争いで済まされる範囲を大きく逸脱するものであったと私は認識・評価しています。
和解が成立した以上私からこれを言うつもりはありませんが、認識・評価は変わりませんので、聞かれたら何度でも、いつまでもそう答えます。
もう別々の道ですので、それぞれがそれぞれに道を歩めばよいことですが、私は、奇手で国民や相手を欺く事なく、正々堂々正面から自らの主張を掲げ、多くの人気持ちを集めて世の中を変える道を歩みたいと思います。
お答えありがとうございます。
私見ですが、私は「どっちもどっち」の争いであったように思っています。
米山先生は反対されたとのことですが、仮にも代表であった松野氏が「無法」な方法で橋下派を排除しようとした(これでは取るべき手続きを取らずに除名を強行したこと及びその場合橋下派には米山先生の言う「党内での話し合い」などの事実上対抗するべき手段がありません)ことからすると,橋下氏がこれに対抗するには今回のような「無法」な方法(これは党内秩序での解決を放棄したことです)を取らざるを得なかったといえるからだと思っています。
その意味で、今回のもめごとは「無法には無法を」というようなものであって,結局は「どっちもどっち」であると思えてなりません。
今回のもめごとは米山先生の「奇手ではなく正々堂々と正面から主張を掲げ、多くの人々の気持ちを集める」という理念と信念こそが双方ともに欠けていたことによるものであると思います。
米山先生は信念を失うことなく、がんばってください。
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