ノンフィクション作家の門田隆将氏が、「このままでいいのか『野党』と『マスコミ』(http://blogos.c
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日本の野党とマスコミはこのままでいいのだろうか。籠池泰典という詐欺で収監されている御仁に、ここまで国政を壟断され、そして、その籠池氏と大阪拘置所で面会し、彼が語る中身があたかも「真実」であるかのごとく話す野党の面々を見て、私はそう感じている。
様々な疑惑を証明できなければ、「1年間も、こんないい加減な話に膨大な国費を浪費してしまい、申し訳ありませんでした」と、野党ははっきり国民に謝るべきだろう。
日本とは、脆弱で危険な国だ
動する2018年は、北朝鮮情勢や、貿易問題、南シナ海問題、少子化問題など、多くの重要案件が目白押しだ。これ以上の国政の停滞が許されないことをいい加減に自覚していただきたい。
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とされています。「国」をひたすら擁護する「保守な人達」に比較的多い論調だと思いますので、コメントさせて頂きたいと思います。
まず、籠池氏は詐欺で収監されているのではなく詐欺容疑で勾留されているのですが、そこはさておき、籠池氏が極めて怪しげな人物であり、かつこの件で国政が随分混乱している事には同意します。
しかし、です。それは「野党」と「マスコミ」の責任でしょうか?そもそも籠池氏が怪しげなのは今に始まったことではなく、幼稚園児に教育勅語を暗唱させ、「中国・韓国が心改めるよう」とかと唱えさせ、しかもそういう事をすると、森友学園が掲げる超人的カリキュラムをこなせる超人的子供になれると宣伝していた頃から、もう十分思いきり怪しかったというか、正直「トンデモ」であったと私は思います。
にもかかわらず、「保守な人達」はこの籠池氏を褒め讃え、人によっては複数回講演してそのパンフレットに名を連ねました。そして、本来この様な怪しげな人物や、その人物の進める事業をフィルターにかけて取り除くなり、適正な指導をしてまっとうな道に戻すなりすべき「国」を始めとする公的機関が、あろうことかこの様にとんでもない人物を特例に特例を重ねて優遇し、そのとんでもない事業の遂行に手を貸してきました。
とんでもない人物のとんでもない事業であっても、保守的な勇ましい事を言いさえすれば「保守な人達」からもてはやされ、その結果なぜか国を始めとする公的機関からも優遇され、しかもその結果失敗しても、「保守な人達」が国が関わった事業を無条件で擁護して誰も責任をとらないというのが、率直に言ってここ数年間この日本で頻発したことなのです。
門田氏は上記の通り「日本とは、脆弱で危険な国だ」と言っています。私はその指摘には完全に同意します。そして私は、我々がもっとも危惧すべき、日本の最大の脆弱性、最大の危険は、この、「多数派に迎合して保守的な勇ましい事を言いさえすれば、とんでもない人物のとんでもない事業が、合理性を無視して国家単位で優遇・遂行され、その結果失敗しても誰も責任をとらない」ことだと思います。
そしてそのような状況を生んだことに対して、「保守な人達」は、大きな責任があると私は思います。
門田氏が言う通り、北朝鮮情勢や、貿易問題、南シナ海問題、少子化問題など、多くの重要案件に遅滞なく取り組むためにこそ、徹底的に事案を解明してその責任を認め改めるべきは改めるべきです。そしてその過程において「保守な人達」こそむしろ、国民に謝るべきを謝るべきなのであって、野党とマスコミに責任を転嫁するのは、大いなるお門違いであると、私は思います。
それをしてこそ、北朝鮮情勢や、貿易問題、南シナ海問題、少子化問題など、多くの重要案件に、合理的で、効率的な対応ができる、頑丈で安全な日本ができると私は思います。
日本を日本にしたい人達てどうして日本を日本にしたいんですかね?
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