連日道路特定財源の話題が、ニュースを賑わせています。この問題は、私は自民党と完全に意見が同一ではないので発言しづらいのですが、自分の意見は意見として表明することは重要だと思いますので、コメント致します。
まず、民主党の言う「3月いっぱいで暫定税率を廃止する。」事が、無茶であることは、間違いありません。民主党の主張に傾聴すべき所は多々あるのですが、中央・地方を問わず既に結構な予算が、道路特定財源がある事を予定して組まれてしまっています。突然これを廃止したら、歳入欠陥が生じて現場は大混乱するでしょうし、下手をしたらやりかけの工事がほったらかしになってかえって「無駄」は増えるでしょう。民主党は「税金の無駄遣いを省いてそれを道路整備に回せばなんとかなる」と言ってはいますが、その具体策は提示されていません。またたとえ何らかの方策を提示したとしても、それを実行する為の実務を詰めるためには、どんなに頑張っても半年や1年、普通に考えたら2年や3年はかかります。もし民主党が本気で特定財源を無くしたいと考えているなら、「3年間は特定財源を維持してその間代替財源を検討し、必要な道路整備と維持管理の手当が付いたなら廃止する」とするのが本筋であって、現在の「今すぐ廃止する」と言う主張は、「実現不可能なことが分かっていて-結局は自民党が特定財源を維持することが分かっていて-選挙戦術上敢えて反対しているに過ぎない」と、私は思います。
しかし我が自民党の「地方の道路整備はまだまだ必要だから10年間維持し、これを基本的には道路の整備のみに使う」と言う主張にも、私は残念ながら全面的には賛成できません。地方は疲弊しています。「あれば良いのにな」という道路でまだ無いものは確かにあります。それを整備してくれたら、それに越したことはありません。ですが、それと同時に、地方の医療も疲弊しています。「いたらいいのに」「あったらいいのに」どころか、「いなければ困る」「無ければ困る」医師・病院が山のように存在します。医療だけではありません、福祉も、教育も、農業も、地域経済も、取り組むべき課題は山積しています。そんなつもりは毛頭無いとは思いますが、ガソリン税の議論の中で、地方対策が道路整備に集中してしまっていることに、地方に住む一人として違和感を禁じ得ません。勿論自民党は「他の地対策にも全力で取り組む」とはいっています。しかし、積み上がる財政赤字の中でその財源を明らかにしていない点では、程度の差こそあっても民主党と大きく違う訳ではありません。
税金は、国家が強制力を持って集める、国民全体の貴重な財産です。それを使うに当たって政治は、「今、何が必要だから、何に使うのか」と言う不断の問いかけを行い、時代のニーズにもっともふさわしい使い方になるように、最大限の努力をする義務があります。第2次世界大戦前夜の帝国主義列強の群雄割拠の時代に、軍縮は非現実的理想論だったと思います。しかし、それに対して「世界一の海軍を作るために世界一の旗艦を」と言って巨大戦艦を造り続けた日本は、破滅への道を歩みました。「道路はもう造ったから不要」と言う議論が非現実的なのは上述したとおりですが、それに対して十年一日に「地方再生には道路整備」としてことたれりとするのでは、かつての日本を笑えなくなってしまいます。とりあえずの妥協が成立した国会で、与野党が現実的で、時代に即した、誠実な議論を行うことを心より望みます。
「道路特定財源がある事を予定して組まれてしまっています」
・・・ココ、突っ込みどころですな。
「税金の無駄遣いを省いてそれを道路整備に回せばなんとかなると言ってはいますが、その具体策は提示されていません」
・・・提示されていません、じゃなくて、血税を無駄にしている体質が問題なんじゃ!アホかお前は。
グダグダ長ったらしくお書きになってるが、庶民は納得できないでしょうな。目線が庶民に向いていない。
「10年先のために」・・・か。
取ってつけたようなタイトル。
思考回路大丈夫ですか?
「ちょっと(かなり)おかしくない?」さん、コメント有り難う御座います。
「・・・提示されていません、じゃなくて、血税を無駄にしている体質が問題なんじゃ!」とのことですが、勿論「無駄にしていること」それ自体が問題であることに異論はありません。ですが、「無駄だ!」「アホだ!」で終わってしまっては、物事は変えられません。「無駄だからどうする」「アホだからどうする」と考えるべきではないでしょうか?
必要なものは必要できちんとやる、でも本当に必要かどうか、官僚の理屈によってではなく自分の目と頭できちんと判断する。そしてもし「不必要」と判断したら、勇気を持ってそれは中止して、関係者を説得して別のより有用なところに使う、それが政治の果たすべき役割だと、私は思います。
現在の国会の議論は、民主党さんは「必要なものはきちんとやる」部分が欠落しているし、我が自民党は「自らの目でチェックし、不要なものは勇気を持って不要とする」部分が十分でないように思います。豊かな日本と豊かな地域を守り続けるために、血税を最大限有効に使う、そういう政治の仕組みを、是非作っていきたいと思います。
「3月いっぱいで暫定税率を廃止する。」事が、無茶であることは、間違いありません。
道路特定財源がある事を予定して組まれてしまっています。
これはチョッとおかしくないですか?
暫定税率は、この3月で期限が切れることは解っていたはずです。決まっていたことなのです。
なのに国も地方も道路特定財源の期限をはじめから引き延ばすことが決まっていたかのような計画を立てていたとしか思えません。
暫定税率は2年や3年間の短い期間ではないんですよ!
期限が最初からわかっていたなら、それまでに与えられた予算内・期間内で計画を作成する。もちろん予想外の事態で多少の増額はあるかもしれません。しかし、だからといって安易に追加予算を投入していたのでは、それこそ無駄の温床です。その次も、また次も、同じことの繰り返しです。
税収は、国民からの預かり金、これで住み良い日本を…という願いのこもった国民の預託金ですよね?
米山 隆一さん、それでもやはり、引き伸ばすことに賛成ですか?
「下手をしたらやりかけの工事がほったらかしになってかえって「無駄」は増えるでしょう。」
本当に、そうですか?
こういうことを繰り返し、計画の見直しをしない公共事業こそ今日まで無駄を積み上げてきた原因の手法に思えて仕方がありません。
いまさらのように「開かずの踏み切り」問題など引っ張り出していますが、チョッと手法が汚いです。
通りすがりで、たまたま覗いた者ですが、米山さんに何かを感じたので書き込ませてもらいました。
政治家一人で国を変えることは難しいでしょう。
しかし、その責任は大きく、政治家は国民の意見を反映すべき立場にあるはずです。
あなたを支持する身近な支持者ではなく、全国民の代弁者であって欲しいのです。
米山 隆一さんいかがでしょう?
通りすがりさん、コメント有難うございます。回答がながくなりましたので、「道路特定財源2(http://www.el
道路のための財源とは分かりますが例えば日本が一家族とします。お父さんの給料は一定額です。そこから毎月、毎年の予定を立てお金を使い積み立てしますよね。官僚 政治家は無理に借金してまで全部しなければ成らないのですか?
国民(家庭)では崩壊しますね。
日本国は崩壊寸前と言うことです。
匿名さん、コメント有り難うございます。回答は最新記事、「ガソリン税暫定税率再可決( http://www.ele
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