活動報告
政治的にして政治的でないネタで恐縮ですが、本日突如私の法律事務所に渡辺喜美事務所から電話がかかってきて、弁護を引き受けることとなりました。
弁護士としてのキャリアが長いわけではありませんが、自民党時代を通じてずっとお付き合いがあった御縁もあり、私自身何回も選挙を経験して公職選挙法に精通していることなどが評価されたようです。
勿論私は現在渡辺代表が今回の陰謀をたくらんだ一人と名指ししておられる日本維新の会に所属しておりますが、そこは弁護士倫理に鑑み、クライアントの為に全力を尽くす所存です。
ただ渡辺代表には代表のお考えがあろうかとは思うのですが、「陰謀論」は、危機管理・世論対応としては感心しません。陰謀論はたとえそれが事実であったとしても、よっぽどの証拠がない限り、良くて「責任逃れ」、下手をすると、「こいつパー???」と思われかねないからです。
また、マスコミで有名になった「熊手」もさすがにちょっとどうかなと思います。言い訳は、真実かどうかも大事ですが、「真実と見えるかどうか」も重要です。このような、弁明の中心となる事実については、例え本当でも、人から見て本当に見えないことは敢えて言わないでおいて(言わないことは嘘ではありませんので)、人から「さもありなん」と信じてもらえる事実のみを言うべきです。そしてそれが、「それはかわいそうに…。」と同情を引けることがあればより良いということになります。
今回の件では、例えば、「結の党のE代表、日本維新の会のH代表に、呪いをかけるために藁人形を買って呪術師に丑の刻参りを依頼した。その費用に月々1000万円ほどかかったので、あっという間に数億円が消えた。」「一昨年末、妻と離婚した際に、慰謝料として3億円とられた。勿論私は抵抗したが、自らの命を守るためにやむを得なかった。その後復縁したが、妻は返してくれなかった。」「結の党のE代表のふさふさの髪に、わたしのやや心もとない髪で対抗するには、腕利きのスタイリストを雇う必要があった。その代金が1回100万円程であり、あっという間に数億円が消えた。」などと言うのが良いと思います。
いずれにせよ、政治は、結果と同時に「国民の信頼を得る手法・過程」も大事です(民主主義は、この「手法と過程」に途方もないエネルギーを費やすことを是とするシステムです)。国民の信頼をクライアントのみならず、野党全体、そして政治全体に取り戻すためにも、全力で頑張りたいと思います。
エイプリルフールだと言わないと、本気にされてしまうような・・・
はい、ご指摘の通りエイプリールフールのネタです。なんとマスコミ数社から取材の依頼がありました(もちろんどの社にも「エイプリールフールです。」とお伝えしてあります。)。お騒がせして、大変恐縮です。
でも、「さもありなん」と思っていただけたのは、光栄至極です。明日からまた、頑張ります(笑)!
懲戒請求にならんように、お気をつけあれ
これをエイプリルフールと言ってしまうことに貴殿の人間性を疑います。
弁護士は詭弁を使って擁護するのではなく、犯罪者には罪の重さを感じさせ、立ち直りのきっかけをつくらせる大事な法の番人です。今回の猪瀬都知事の問題も善意でお金を出した側が有罪で、本人は略式起訴なんて、平民の考えとは大きなずれがあります。まして今回は8億という巨額の金です。熊手や慰謝料などの漫才ネタでは納得しません。もし貴殿が本当に弁護するなら、渡辺氏には真実を語ってもらうことが仕事でしょう。
皆様、繰り返しですが、これは「エイプリールフールの冗談」です。当然ながら、私は渡辺代表の弁護を受任しておりませんし、受任していたら、弁護士倫理上絶対に書きません(受任したしないを含めて、弁護士がクライアントの許可なくクライアントの情報を外に出すことはありません)。
ただ、「嘘は真実とまぜこぜにすると真実味が増す。」「小声で言われた小さな嘘より、平然と言われた大きな嘘を人は信じる。」という割と知られたテクニックを用いておりまして、複数の方に信じていただいたのは、よく言われているこれらのテクニックの有効性が実証されたということなのかなと思います。
関係各位には大変お騒がせいたしましたが、「ユーモア」ということでご容赦いただけると幸いです。
今さらですが、最近のエイプリルフールには
「人が傷つくような嘘は禁止」
「うそを付いていいのは午前のみ、午後はネタばらし」
「嘘の内容は生涯実現しなくなる」などなど
追加ルール?が語られるようになってきています。
そんなもの知ったことかと思われるかもしれませんが、念のため。
@さん、コメントありがとうございます。
参考にさせていただきます。でもジョークって、ある程度型を破るところに、面白さがあるんじゃないでしょうか?暗黙のルールにがんじがらめの日常のカタルシスであるエイプリールフールまで、いつだれが決めたのかよくわからない暗黙のルールで縛ろうとする感覚は、ちょっと不思議な感じがします。多少方向は違いますが、
柔肌の、熱き血潮に触れもせで、さみしからずや道を説く君
とお返事させていただきます。
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