米山隆一の10年先のために

　自民党の中原八一参議院議員が、在新潟中国総領事館の移転用地の売買について、これに関わる不動産会社から36万円の献金を受け、かつ国会質問で、「中国側から建設の中身を聞いて、妥当であれば外務省が仲介に立って進めていただきたい」と述べていたことが報道されました。

新潟日報「中原八一参議に業者から献金」
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20140528114608.html

　献金と質問の関連、経緯について、私は知るところではありません。ただこの報道を聞いて、私は、自民党時代私が中原氏の国会事務所を訪れたとき、氏が、

「国会議員なんて、御用聞きでつまんないよ。そんなにやりたいの？米山さんならもっと面白い仕事があるんじゃない？」

と言っていたのを、鮮明に思い出しました。
　
　繰り返し、献金と質問の関連、経緯について、私は知るところではありません。しかし関連があろうがなかろうが、氏の質問は、用地の売買について反対なのか賛成なのか、賛成だとしてどのような対策を必要と考えるのか全く判然とせず、この重大な問題についての質問を、おそらくは「御用聞き」程度の感覚でなされたことは、否定しようがないように思います。

　寂寥感と日本の未来への不安を強く感じると同時に、たとえ困難でも、そのような事態を打ち破る政治を実現すべく、頑張り続けたいと思います。