以前「外見力」のパワーについて紹介しましたが、なぜ選挙のプロたちが、「外見力」を重要視するのでしょうか?

マスコミ的な建前論では、有権者はその候補者の政策から判断して投票することが多いとされています。実際、マスコミが選挙(投票日)前に世論調査をすると、多くの場合、4割から5割以上の人が「政策で候補者を選ぶ」(複数回答)と答えています。

しかし、これはあくまでも建前であって、本音のところは全く異なります。一般的には政策で選ぶ人など、私は1%くらいしかいないと思っています。

有権者が山田太郎という候補者に投票したとすれば、「山田さんは同級生でよく知っているから」、
「山田さんの事務所から電話があったから」、「駅前で山田さんが街頭演説しているところを見たから」、「山田さんは近所に住んでいるから」、「山田さんは○○党だから」、「対抗馬の△△さんが嫌いだから」といった理由が大半で、山田さんの政策、パンフレットの内容を見て決めた、ましてや相手候補のパンフレットと比較して決めたという人は100人に1人もいないでしょう。先の総選挙や参議院議員選挙でも自民党や民主党のマニフェストを見比べて投票した人が果たして何%いるでしょうか?

ですから「外見力」を向上させ、有権者に好印象を持ってもらうことはとても重要なことなのです。


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