夏の参院選の公示まであと2ヶ月。普通だったら街中に政党ポスターが溢れ、そこかしこで街頭演説といった状況のはずですが、今回は一部を除きかなり静かな公示前のように思います。与野党共に、いわゆる“組織選挙”が崩壊しつつある表れでもあるのでしょうが、選挙運動全体が遅れ気味のように思われます。
今回の小沢幹事長の問題や普天間基地問題等で、鳩山内閣の退陣や小沢幹事長の辞任、それに伴なう民主党代表選挙の繰り上げ実…
昨日、小沢幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡る政治資金規正法違反事件に関する検察審査会での議決結果が発表され、小沢幹事長は全員一致で「起訴相当」となりました。
夕刻、小沢氏は記者会見で「私自身、何もやましいこともないので、与えられた職務を淡々と全力でこなしていくということにつきる」と幹事長職の続行の意向を示しましたが、小沢氏の周りには適切なアドバイザーがいないことを実感しました。
普通なら、…
昨日、河村たかし名古屋市長が減税を基軸にした新党「減税日本(政治団体)」を結成しました。
減税はもとより議員定数や議員歳費の大幅削減は、市民に受けることは間違いなく、これで議会解散に踏み切れば、おそらく「減税日本」所属議員が圧勝する可能性も大といえます。
首長が市政の課題を市民に提起し、その課題に限定した政治団体を立ち上げ、その課題で地方選挙を戦うという図式は、従前の市長の推薦・支援する候補者に比べ、…
民主党の目玉である「事業仕分」第二弾が今日から始まります。今までやりたい放題だった法人は戦々恐々の気分でしょう。真面目にやっているところも少なからずあると思いますが、従前は国民目線ではノーチェック状態だったため、この作業はそれなりの効果があると思います。
しかし、私は敢えて下記の点の疑問を呈したいと思います。
1.なぜ数値目標がないのか
自信のなさの表れなのか、仕分作業後の評価をされるのがイヤなのかわか…
「今、日本の首相に一番ふさわしい政治家」ナンバー1の舛添要一氏が今週中にも自民党を離党し、新党結成と報じられています。矢野哲朗参院議員と、改革クラブの渡辺秀央代表、荒井広幸幹事長、山内俊夫氏の参加は確実で、政党要件を満たす国会議員5人を確保したとされています。
これは自民党にとってはかなりの衝撃だと思います。「今の自民党執行部には全く危機感がない」というメッセージが繰り返し喧伝されることで、民主党に…
昨日、橋下徹大阪府知事を代表とする地域政党「大阪維新の会」が、政治資金規正法に基づく政治団体の届出を府選挙管理委員会に提出し、立ち上げが発表されました。
来年の統一地方選挙を視野に入れ、権限と財源を持つ特別区を置くことを中心とした「大阪都」構想などを打ち出すとしているものの、今夏の参院選には候補者は擁立しないとしています。国会議員の新党ではないにしても、参院選の各候補者の中には橋下氏に応援要請をする…
今国会で公職選挙法改正によるネット解禁(インターネットを利用した選挙運動の解禁)が与野党合意でようやく実現しそうです。
そして、この日に向けてあたためてきた「ネット解禁により選挙がどのように変わるのか?」をまとめた『ネット選挙革命―日本の政治は劇的に変わる―』(PHP研究所刊)がこの度、発売となりました。
文字通り、わが国初、そして唯一のネット解禁本です。ネットを駆使して奇跡的に当選する「近未来小説」…
昨日、山田宏氏(杉並区長)が中田宏氏(前横浜市長)らと共に、「日本創新党」を結成しました。
5月末に大会を開き、参院選の候補者擁立を発表するとされていますが、ズバリ、私は党首の山田宏氏は東京選挙区から出馬すると思います。
理由の一つには、党首が国会議員もしくは国会議員をめざさない政党はまず考えられないこと(もっとも橋下大阪府知事が立ち上げる大阪維新党は橋下氏が知事在任のまま“地域政党”を立ち上げるとい…
日本に天皇陛下がおられて、つくづく良かったと思います。鳩山総理が日本の国家元首だったら、こんな屈辱的な会談はなかったでしょう。「10分会談」とは、それだけ米国から鳩山内閣は超軽視されている証拠だからです。米国の友人が「何も具体的な進展や話がないのなら、むしろ会わない方が良かったのに」と言っていましたが、総理の周辺でこうしたアドバイスをする人はいないのでしょうか?
大体、米国に限らず、民主主義国家の政…
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