「小沢チルドレン」ならまだしも、民主党一年生議員(143名)全員が本会議前の代議士会で座る座席までもが「指定席制」となり、さらには「一年生議員は発言をしないように」との通達が出されたとの報道がありました。議員立法の自粛要請を含め、小学生じゃあるまいし、欧米のジャーナリストや国会議員が見聞きしたら何とコメントするのでしょうか? 日本の国会の民度が疑われかねません。
国民から何万票という負託を受けて当選…
法制審議会は28日、民法が20歳と定める成人年齢を18歳に引き下げることが適当とする意見を千葉法相に答申し、この件に関し、鳩山首相も「私は選挙権は18歳に引き下げるべきだといってきた。選挙権だけを取り出しても早く実現したい」との発言が報道されています。
私はボランティア活動として学生時代より国際交流活動に携わっており、10代や20代の若者ともよく接しています。しかし、私の知る限り18歳や19歳で「選…
民主党は予算委員会での与党としての質問は“時間節約”のため行わないとのことです。マスコミ報道では、国会審議より地元選挙対策優先ともいわれておりますが、これは議会政治としてありえないことだと思います。オバマ大統領に民主党議員が質問しないなんて考えられません。
政治家にとって、確かに選挙対策は大切なことですが、何万、十何万票という国民の負託を受けて当選した国会議員に、「国会より次の選挙を優先しろ!」とい…
臨時国会がスタートし、鳩山総理の想いを込めた約52分間にも及ぶ所信表明演説が注目を集めました。
最初が肝心ということも理解しますし、長期政権を倒した後の混乱も理解しているつもりです。でも、理想論ばかりを並べても景気は全く好転しません。麻生内閣から鳩山内閣に変わって約40日が経ち、景気が少しでも良くなったという実績を示さなければ、マニフェストをいくら振りかざしても国民は納得しないでしょう。
郵政民営化の…
「郵政民営化が正しかったか否か」ということ以前に、2005年の総選挙はまさに小泉劇場で郵政民営化の是非を国民に問う選挙でもあったわけです。
その勝利=民意に基づいて進めた政策が、郵政民営化見直し=官業復活ともいうべきシングルイシューのマニフェスト選挙ではなかったにもかかわらず、白紙撤回するということに私は抵抗感を覚えます。
不当に安い等、かんぽの宿売却問題があったことに異論はありませんが、来年の株の売…
民主党の小沢幹事長は21世紀臨調(佐々木毅共同代表)に対し、戸別訪問の解禁や企業団体献金の禁止など、公選法と政治資金規正法改正に関する提言を求めました。小沢氏主導の公選法関連では、先の民主党の英国調査団報告等を概観すると、ネット解禁(ネット献金の促進)や衆院比例枠の削減についても言及しています。
まず「戸別訪問の解禁」ですが、これは法律自体がおかしく(守っている候補者は皆無に等しい)、海外では「ドア…
民主党は英国方式のマニフェストにやたら振り回されて、四苦八苦しています。北川正恭元三重県知事は「マニフェスト型選挙」の定着云々と囃したてていますが、そもそも英国議会と日本の国会とはその性格・様相が全く異なります。
世襲問題一つをとっても、英国の700名以上の上院(貴族院)は1999年までは100%世襲(現在は一代限り貴族が大半となった)で、全員が終身(現在、任期15年を検討中)。しかも聖職貴族が25…
今、民主党は「官僚主導」から「政治主導」への切換を図るため必死になっています。国会では官僚には答弁させず、大臣が直接答弁することになるようですが、果たして苦労しているものの、それをもって「政治主導」といえるのかどうかは疑問です。
そもそも企業でも株主総会で微々細々にわたる事項を社長がすべて答えられるということは、ごく一部の例外を除きあり得ません。知事も同様で、知事がすべての県政の問題について答弁でき…
補正予算の見直しで民主党は3兆円近くの予算を捻出しつつあります。
大切なことは、経営者が変わると当然、政策の優先順位は変化して当り前なのですが、どんぶり勘定で何%、何千億円、何兆円カットといわれると、いかにもムダが多かったように聞こえる訳ですが、実際は一部を除き政党・政権のプライオリティーの違いが大きな割合を占めているはずです。
したがって、カットされた部分と民主党政権の「子育て支援」や「高校の授業料…
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