再起動(Reboot)とは、良いものは残し、悪しきものは排除することです。
選挙に例えれば、プラスになるものは残し、マイナスになるものは排除する決断が必要ということです。「決断」とは断つことを決めることで、これができないと「優柔不断」となります。鳩山首相もこの「優柔不断」の典型といえそうです。
しかし、自民党はいまだに生死を分ける来年の参院選を控え、危機意識が8月31日以前とほとんど変わっていないので…
昨日、鳩山首相はガソリン税などの暫定税率を“継続”する決断をしました。
先の総選挙時に掲げたマニフェストを破る決断をしたわけですが、国民の目には「できもしない、調子の良いことを選挙前に言っただけ」と映ったことでしょう。
自民党政権下で、あれだけすったもんだの挙句の暫定措置が、党内の反対や反論もほとんどなく(或いは外部からは窺い知れず)、すんなり決まっていくことにも鳩山内閣への不信感を募らせた人も多いの…
民主党の小沢幹事長が露骨かつ辛辣に羽毛田宮内庁長官を一役人と“見下し”、天皇陛下の異例の日程取りについて、「憲法にどういう風に書いてある? 国事行為は内閣の助言と承認で行われる」などと、実に高圧的かつ感情的な発言をしました。
これが新聞の活字で踊っても、産経新聞のように一面の見出しにでも大きく載らない限り、一過性の小沢批判で終わってしまうでしょう。しかし、今回は朝昼のワイドショー等でも、この小沢幹事…
天皇陛下と中国の習近平国家副主席の会見が決まった経緯について、羽毛田宮内庁長官が異例の記者会見を行い、「今後このようなことが二度と起こらないでほしい」と、強い遺憾の意を表明されました。
これは中国側の強い申し入れに官邸がこれまでの慣例を無視して動いたためです。しかも官邸は小沢幹事長の強い要望により動いたと言われています。
ここで二つの大きな問題があります。一つは小沢幹事長の強い要望があろうとなかろうと…
鳩山首相の献金問題もそろそろ決着がつきそうですが、それにしても鳩山兄弟には開いた口が塞がりません。
そもそも、9億円とか10億円ともいわれる母親からの資金提供を「知らなかった」などというのは、金銭感覚はもちろん、政治家としての資格すら疑われます。特に弟・邦夫氏はこれまでマスコミを通じて兄・由紀夫氏の一連の献金問題をあらゆる表現を用いて攻撃してきたわけですから、自分自身にも火の粉が降りかかってきた途端…
社民党は衆参合わせて12議席のミニ政党、一方、民主党は今や423議席の巨大政党。普天間問題で米国を怒らせながら、なぜ鳩山政権は社民党と決別できないのでしょうか。
これは巷間いわれているように、小沢幹事長の自社さ連立政権時代の旧社会党離脱時のトラウマがあるからという見方もありますが、それ以上に来年の参院選、あるいは統一地方選挙を踏まえてのことだと思います。
小政党の社民党といえども、田中康夫代表の新党日…
既に様々なマスコミでも取り上げられていますが、およそ世界中で革命や政権交代で国の指導者が変わっても、外国との信頼関係は損なわないよう配慮(継続)するというのが歴史の常識です。
内政の混乱はまだしも、外交上の混乱は一気にこの国の信頼低下に繋がります。事業仕分によるムダ撲滅や官僚主導から政治主導へという鳩山政権のPR効果は十分あったと思いますが、肝心のこの国の財政問題(財源や収入をどう増やすか)への政策…
天王洲の銀河劇場で先日ご紹介した「フロスト/ニクソン」(北大路欣也・仲村トオル主演)を観劇してきました。
特に北大路欣也氏扮するニクソンの大ベテランの演技は唸らせるものがありました。フロストとの12回にわたるロングインタビューで、11回目まではフロスト側の不発に終わり、ニクソンがしたたかに乗り切るかに見えた最終日、突きつけられた新しい証拠によって、世紀の大ドンデン返しが起こります。まさに政局や選挙に…
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