ニュースの感想
鳩山首相の献金問題もそろそろ決着がつきそうですが、それにしても鳩山兄弟には開いた口が塞がりません。
そもそも、9億円とか10億円ともいわれる母親からの資金提供を「知らなかった」などというのは、金銭感覚はもちろん、政治家としての資格すら疑われます。特に弟・邦夫氏はこれまでマスコミを通じて兄・由紀夫氏の一連の献金問題をあらゆる表現を用いて攻撃してきたわけですから、自分自身にも火の粉が降りかかってきた途端に、「贈与税を支払います」の態度は国民を舐めているとしかいいようがありません。つくづく鳩山兄弟にはがっかりという思いです。
さて、今回の小沢幹事長を名誉団長とする訪中団ですが、今朝の朝刊やニュースを見ていると、何となく小沢一郎の“終わりの始まりのシーン”だなという感じがしました。140余名の民主党国会議員を引き連れての胡錦濤国家主席接見シーンは、日本の議員外交が外務省の外交より、はるかに劣ることを露呈しましたし、韓国訪問についても、昨今の外国人参政権や普天間基地問題での日米関係の軋みを併せ考えると「この人の政治生命の終わりの始まりだな」と直感した次第です。
その時が訪れた際には、おそらく胡錦濤国家主席との接見シーンが何度もテレビで繰り返し放映されることでしょう。
邦夫氏は由紀夫氏の贈与が発覚した時点で自分のところにも捜査の手が伸びることを予測して、あえて執拗なまでの「兄批判」を繰り返したのではないでしょうか?
だんまりを決め込んでしまっては関与を認めたようなもの、ならばあえて批判を繰り返す事で仮に自分の贈与問題が発覚しても、「私は知らなかった」と言いやすくなり、第三者(ここでは秘書)への責任転換がスムーズに進むのではないでしょうか。
兄批判→発覚→贈与税支払い→役職辞任である意味上手くかわした感が否めません。
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