アメリカ大統領選挙の予備選で、ヒラリーは土俵際で踏ん張り続けています。ヒラリー陣営が敗北宣言を出さないのは、ヒラリーを敵に回したままで、オバマは共和党のマケインに勝てっこない、というヒラリー陣営の強力なメッセージがあるとも言われています。
確かにオバマは、民主党の指名を受けたとしても、民主党のおよそ半数に及ぶヒラリー支持者の支援が受けられなければ11月の本選挙でマケインに惨敗するという調査結果も出て…
フジテレビ月9ドラマ「CHANGE」で第1話に引き続き第3話(5月26日放送)でもアドバイスをさせていただきました。
今回は木村拓哉さん扮する朝倉啓太が総裁選挙で総理になるという設定でしたが、ドラマとはいえ、施政者が有権者(国民)と同じ目の高さで政治を行うことを訴える、というのは、かねてから私が主張している視点です。難しい政治の話を有権者にわかりやすく伝えることも政治家に求められる重要な資質のひとつ…
暫定税率復活によるガソリン価格の値上げが実施されましたが、マスコミ報道を含め、4月時点で見られた「反自民」の大逆風はどこかへ行ってしまったようです。また、見直しや廃止等の声が高い後期高齢者医療制度も、山口2区補選時に比べると、その逆風は幾分弱まってきたように感じます。
ガソリン税と後期高齢者医療制度、この二つのダブルパンチで、なぜ民主党は問責を含め、自民党を追い込まなかったのでしょうか、その理由が今…
尊敬する埼玉大学教授の平林紀子先生が、2008年アメリカ大統領選挙のマーケティング(予備選挙のSWOT分析)を先般、発表されました。
「SWOT分析」とは、各候補(マケイン/オバマ/ヒラリー)の「Strengths(強み)」、「Weakness(弱み)」、「Opportunities(機会)」、「Threats(脅威)」等を図表化したもので、本選挙に有利に転化しうるか、不利に転化しうるかを徹底分析し…
昨夜オンエアーされた、J-WAVE「PLATON」(22:00~23:45)に選挙プランナーとしてゲスト出演しました。パーソナリティはアンジャッシュの渡部建さんで、立候補すれば当選可能な外見力・好感度抜群の好青年です。
番組はリスナーから寄せられたメールを読みながら進行する、双方向スタイルのコーナーもあり、その中で、投開票日の落選した候補者のコメントの大半が「すべては私の不徳のいたすところ…」はダサ…
昨日、木村拓哉さん主演の新番組「CHANGE」(フジテレビ・毎週月曜9時)がスタートしました。昨日放映された第一話は、木村拓哉さん扮する朝倉啓太が、衆議院議員である父親の突然の事故死により、小学校教諭から突然の転身で、補欠選挙で薄氷、僅差の勝利を収め当選するというあらすじです。
このドラマには、選挙プランナーの韮沢(阿部寛氏)が登場しますが、役柄はともあれ、「選挙プランナー」という、私が日本で普及し…
総選挙前に平沼赳夫氏が新党を立ち上げる可能性が大きいとの報道は、永田町に大きな波紋を投げかけそうです。
また、民主党系シンクタンクの新しい国のかたち研究所が出した、4月27日に行われた衆院山口2区補欠選挙の結果に基づいた「総選挙シミュレーション分析」も永田町で話題となっています。その中で特筆すべきことは、「もし共産党が候補者を擁立しなかったら」という項目で、自民党の武部元幹事長や中川昭一元政調会長を…
今、テレビ、新聞など多くのメディアで頻繁に「後期高齢者医療制度」問題が取り上げられています。
この制度は基本的に75歳以上の高齢者の方々を対象としたものですが、制度施行と共にネーミングのまずさや、75歳という年齢分岐点の不明朗さ、一向に先の見えない消えた年金問題や次から次へと明らかになる税金の無駄遣い等の報道と相まって、高齢者のみならず主婦層を中心に「福田内閣は一体何を考えているのか」という怒りの包…
今、アメリカ大統領選挙は「オバマ優勢」という見方が大半ですが、選挙プランナー的に言わせていただければ、オバマは最後のツメで決め手を欠いているほか、周囲(師と仰ぐライト牧師)の失言や、それに対する本人の弁解などで、黒人間におけるカリスマ性が急速に低下していることは否めません。また、ヒラリーが土俵際で踏ん張るだけ、アメリカ的“判官びいき”も無視できないでしょう。
そして何よりも、大半の最新世論調査で、…
社会保険庁によるデタラメ極まる一連の「年金問題」に始まり、中央官庁による様々な不祥事、無駄遣い、天下りなど、国民は怒り心頭に達しています。
今回のガソリン税をはじめとする増税問題や税制体系の見直しをする前に、政府はこうした無駄というより犯罪行為ともいうべき不祥事を徹底してなくす努力をしなければ、国民を納得させることはできません。
しかし、そうはいっても社会保険庁に始まる年金問題とガソリン税とではかなり…
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