「自・公総力戦」対「民主・野党総力戦」で、様々な政局を睨んだ戦いでしたが、民主・平岡氏の圧勝で終わりました。
そこで今回の結果を客観的に分析してみました。平岡対山本は21,944票差。ここで前回(2005年9月)の小泉旋風の時は例外なので、前々回(2003年11月)の佐藤信二(自民)対平岡秀夫のケースと比べてみましょう。佐藤対平岡は91,087対109,647で平岡が勝ちましたが、その票差は18,5…
今週号に引き続き、来週5月1日(木)発売の「サンデー毎日」で次期総選挙当落予測(後編・西日本編)を掲載します。
次回の西日本編での顕著な傾向として、前回参院選で民主が圧勝した中国・四国・九州で自民が“回復”しつつあることです。四国を例にあげると、前回参院選では4県全てで民主党系が勝ちましたが、予測では13小選挙区中、自民以外で有力なのは2選挙区しかありません。
しかし、注目の27日投開票の衆院山口2区…
昨日のペンシルベニア州でヒラリーが辛勝。かろうじてという分析が多いが、同州で勝った意義は大きく、ここでオバマに負ければ、おそらくヒラリーは撤退に追い込まれたでしょう。しかし、土俵際で踏み止まったことで、アメリカ人好みの“判官びいき”も今後増えるかもしれません。言い換えれば、オバマ熱は後一歩というところで、押し切れない弱さがあることの証しでもあるのです。
6月まで予備選が続きますが、タカをくくっている…
本日発売の「サンデー毎日」(5月4日・11日合併号)で、「今、もし解散総選挙があったら」という前提で300小選挙区すべての私の当落予測(前編)を掲載しています。
全般的に小選挙区では底力の強い自民(公明=与党)はそれほど負けませんが、さすがに比例の方は年金問題にガソリン税、後期高齢者医療制度導入の問題等で、小選挙区は自民候補でも、比例は「民主」という人が大幅に増えると同時に、公明とのバーターで公明に…
こうした医療・福祉にかかわる政策の大幅な変更や、ましてや税の負担増などに際しては政府・与党の十分かつ丁寧な説明が不可欠です。選挙に及ぼす影響は致命的になることさえあるのです。もっとも全国民に直接影響する一昔前の売上税の時とは異なりますが、高齢者社会に突入した今日、特に投票率が断トツに高いご年配者層を敵に回したら選挙になりません。しかし一方、反対する野党の方も、ただ反対のメッセージしか伝えないと、時…
最近の首長選挙は「マニフェスト選挙」といわれます。また、事前の有権者への調査結果でも、投票する候補者を「政策で選ぶ」という人が非常に多いという調査結果があります。
果たして本当にそうでしょうか。たとえば昨年の参院選で各党のマニフェスト(ウェブ上での比較も含む)を手に取り、中身を比較した結果、「○○党のマニフェストに賛同し投票した」という人、また、昨年の東京都知事選で石原慎太郎氏と浅野史郎氏の各々のロ…
これまでは投票日当日の出口調査で、たとえばA候補とB候補の差が2~3ポイントなら“大接戦”、5~10ポイントなら投票終了と同時にA候補に“当確”を出すということも、さほどリスクなく行われてきました。
しかし、2~3年前からひとつの異変が起きてきました。それは急増する「期日前投票」の影響によるものです。これまでの特定の組織票のみが「不在者投票」を行うという図式から、大幅に簡素化された「期日前投票」の導…
これは、今アメリカで口コミで拡がっているネガティブキャンペーンのブラックジョークのひとつです。
“もし、オバマが大統領になったらサミットの中心に黒人がいる。ホワイトハウスの主が黒人になったらブラックハウスになる”。とてもテレビCMで流せる内容ではありませんが、こうした「if」シリーズに対し、オバマ熱が徐々に冷めてきているのは事実のようです。元々ヒラリー熱は起こっていないため、オバマ熱が冷めてくれば相…
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