ノーベル賞受賞者による抗議会見や、鳩山総理の仕分作業の政治判断発言等、様々なハプニングがあったものの、世論調査的には国民の一応の理解と支持が得られた仕分作業。しかし、この一連の動きを試行錯誤の第一ステージと割り切るには大きな問題が残ったと私は思います。
そもそも「最後は政治判断で決定」ということは当り前の話。それに科学技術関連予算などに限定していえば、これまで一部の和食しか食べていなかった人がフラン…
鳩山献金問題で、母親からの資金提供が9億円を超えると報道されています。
ここでまず問題となるのは、鳩山総理が嘘をついているか否かです。どんなにお金に無頓着な政治家でも、打出の小槌でも持っていない限り、億単位の収入があるわけがありません。秘書が本人が知らないところで勝手に引き出していたとの報道には常識的に無理があります。
次に総理といえば企業に例えれば超大手企業の社長なわけですから、一昔前ならともかく、…
事業仕分作業で、殆どの事業が廃止、見直し、削減が続く中、文科省の教員増員要求(5,500人)については触れず、文科省さえ驚かせました。
教育や科学技術等は、未来に対する責任であり、そうした視点からの配慮であれば納得できなくもありませんが、もし、来年の参院選絡みの日教組目当てのパフォーマンスだとしたら呆れて物が言えません。
そもそも教育の荒廃は教師・教員の質の低下が問題であり、決して量で解決できることで…
ピーター・モーガン作、北大路欣也扮するリチャード・ニクソン 対 仲村トオル扮する英国人ジャーナリスト、デビット・フロストの男の魂の駆け引きのドラマ「フロスト/ニクソン」が11月19日~12月5日まで天王洲銀河劇場で上演されています。
英国の若き敏腕テレビインタビュアーであるフロストが、ウォーターゲート事件で大統領辞任後初めてのテレビインタビューを受けるニクソン元大統領に挑む、緊迫したやりとりと自己顕…
円高と株価の低落、そしてデフレ経済が国民のくらしの不安を煽っています。
中小零細企業の年越しは一段と厳しさを増す中、亀井静香大臣のモラトリアムや郵政公営化など、時代に逆行する納得しかねることも多々あります。しかし、国民経済の危機的状況への認識は鳩山内閣の閣僚の中で一番明確な気がします。
このような一刻の猶予もない時に、事業仕分のパフォーマンス報道を続けている場合ではありません。政権移行時の多少の混乱は…
悪名高いアニメの殿堂の予算が、当初の117億円から2億円に大幅に減額されました。こうしたことは民主党のヒットだと思います。
私は秘書時代から、くらしの利便性を図るために必要なハコモノやインフラ整備、治山治水灌漑等は政治の根幹としつつも、ソフトが大切な文化・伝統に関わるようなものは、とかく“ハコモノ先にありき”の政治・行政に対し、大きな不信感を抱いていました。大体、華々しくオープンしても、その後はほと…
昨日、政治評論家の長野祐也先生の旭日重光章受勲祝いを兼ねた「日本が動く時」の出版披露会がありました。
その長野先生のご挨拶の中で、「マニフェスト不況」という話がありました。世論調査をみても先の総選挙で有権者が民主党に投票した動機として「鳩山政権を望んだ、あるいは民主党のマニフェストを選んだ」という数字は低く、圧倒的に多かったのが「自民党にレッドカード=政権交代」ということだったといわれています。しか…
鳩山首相の故人献金問題、小沢幹事長の西松建設献金問題、事業仕分の賛否、郵政民営化見直し、オバマ訪日(特に沖縄普天間飛行場移設問題)、外国人参政権の余波等、巨大与党民主党といえども決してプラスのことばかりではありません。
ご承知のように、来年は参院選がありますが、参院選は衆院選以上に政党カラーが投票結果に及ぼす影響は大きいものがあります。今夏の衆院選での比例獲得議席は民主(87議席):自民(55議席)…
行政刷新会議による事業仕分作業が、独立行政法人国立印刷局市ケ谷センター体育館で一般公開(インターネット中継)の中、スタートしました。
実質官僚外しの火急の仕分作業を政治家と民間人だけで行うことで、後々、(判断ミス等で)国民にツケが回ってくることも予想されます。仕分の結果の検証をどのようにするのか? そしてその責任は誰がどうとるのか? といったことも明らかにする必要・責任が政府にはあると思います。
企業…
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