TPP交渉参加について、日米の解釈が異なることが問題になっています。これは誤訳を含め、国内向け言い分が異なることは外交上よくある話の一つかもしれません。以前、ご紹介した中村嘉男先生がご指摘の、”そもそもTPPのTはTrans PacificのTだが、これは誤訳だ。なぜなら、環太平洋ならPan Pacificであり、中国や韓国、ロシアもターゲットでなければならない、意図的な誤訳ではないか?”は、私もこれだけ英語通がいるのになぜ、こんなことも話題にならないのか、とても言葉を大切にする国民とは思えません。さて問題は鹿野農水大臣の参院予算委員会での野田総理と異なる見解の発言です。昨日は山田元大臣の腰砕け発言に触れましたが、閣内不一致が内外に知れ渡ったわけで、自民党時代なら即、辞任でしょう。賛成でも反対でも真剣に論議している人たちに”ケジメ”を示してほしいものです。
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