大阪維新の会は数週間以内に政党要件を満たした新党発足と報道されています。同時に今朝の朝刊には東国原元宮崎県知事や中田宏元横浜市長らが、同会主宰の公開討論に参加、維新の会の目玉候補になるとも報道されています。この一連の報道で感じたことは、小泉劇場とはベクトルが異なったな、ということです。小泉元首相は、誰かの人気をあてにするとか、アクセサリー的候補者を擁立するとか他人を意識せず(多少はあったにせよ)ひたすら自分1人で、小泉旋風をおこしたわけです。政党要件で5名の現職国会議員が必要なのはわかりますが、船中八策も出ていない状況で、新党の顔として東国原氏と中田氏をみせたことは、私は維新ブームは沈静化していく可能性があると思います。小泉氏には旧知の政治家の広告塔は必要なかったわけで、そこに新鮮味があったともいえるでしょう。”東国原氏の維新の会”のようなレッテル貼りが進むと、維新ブームの限界が見えてくるかもしれません。
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