昨日、投開票の福島県、二本松市長選、広野町長選において、またもや新人が現職を破りました。まあ福島等、被災地は、現状不満=現職不満に繋がったとも言えるでしょうが、それにしても、全国的に自民党の支持率が高い割には、非自民候補の善戦が目立ちます。個別の選挙分析や、地方議員の底力等の分析をしていくと、かすんで見えがちですが、一つ、見逃してはならない事実があります。それは、自民党の谷垣総裁時代、即ち下野時代=自民党支持率低迷のときに、多くの首長選挙で、自民推薦候補が勝っていたということです。現在の自民党の高支持率下で、与党推薦候補が負け続けていることとあわせ考えると、そこには、米国のような、大統領が共和党なら議会は民主党といったバランスとは異なるものの、潜在的に、与党=権力に対する微妙な、ある意味反与党的バランス感覚とも言うべき力が投票者に働いているようにも思えます。
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