今回の都知事選の結果について、私なりの検証をしてみました。長くなりますので、エッセンスのみお伝えさせていただきます。まず、いわゆる地上戦と空中戦について語れば、舛添陣営は初めから空中戦はほぼ封印。地上戦に徹しました。理由は空中戦をやれば小泉劇場の土俵に乗りかねないので、リスク大ですが、地上戦は、舛添陣営は自・公鉄壁なのに対し、細川陣営はほとんど準備なし。即ち地上戦で勝負すれば、舛添氏の勝ちは揺るがないわけです。私が関わった大きな選挙戦では初めて空中戦を避けたケースとなりました。そもそもシングルイシューで勝てるという人がいますが、それは、マスコミや有権者が決めることで、候補者が押し付けるものではありません。世界中の軍隊で陸軍が脆弱で、空軍だけが強い、という強国は存在しないでしょう。地上戦を軽視してはならないということが実証された選挙戦だったともいえます。
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