自民党総裁選で地方でも谷垣氏がリードと報道されています。
3人で比較すると一番、安定感、安心感があるということでしょう。しかし注目したのはマスコミアンケートでの自民党高知県連のコメントで、谷垣氏はふさわしくない、としています。西村氏は若くて元気いっぱいというイメージが少なくともテレビ討論では窺えませんでした。河野氏は国民・党員目線という面では満点ですが、一点(私にとってはこの一点が大きいのです。もし私が自民党員だったら)同意できないことがあります。
それは旧体質の人たちをいくら批判しても自由ですし、どんどんやったほうがいいのですが、だからといって、これまでの同志・先輩を排除し、負けたら離党も辞さず、という姿勢はいただけません。選挙は勝っても負けても、次の選挙に向けて最も大切なことはチームワークだと思います。そして代表選挙も戦いです。
長老からどんな圧力があろうとそれは政治の世界では当り前だと思います(現に民主党でもあったでしょう)。いま、結束が大切な時に分裂を促したり、離党したりしようという人たちに、自分達の未来をまかせられるだろうか?と思われかねません。河野氏はとてもいいことを言われているだけに残念な気がします。しかし、高知県連のアンケートではありませんが、谷垣氏では次の参議院選挙で小沢氏と対峙して戦う顔には向かないと思います。石原氏や石破氏は一体、どうような想いでいるのでしょうか?総裁選からして自民党は戦意喪失の危機に直面しているといえます。
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