一票の格差是正に向けた参議院の選挙制度改革は、2つの合区を含め定数10増10減案で、今日の参議院本会議で可決、今国会の成立の見通しとなりました。まあ、再三申し上げているように米国の上院や、わが国でも戦前の貴族院の名残を最高裁も考慮しているのかもしれませんが、何の根拠をもって衆議院は2倍以下なら可、参議院は3倍以内なら可、とするのか正直さっぱりわかりません。ここは公明党が言うように、是正と言うなら、少なくとも衆議院と参議院は同じ比率以内にする、というのが正論の一つだと思います。ただ、問題は、合区で、これは選管の混乱以上に、市町村合併と異なり、有権者に馴染むのには、かなりの時間を要すると思われます。
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